河川・水教育 大学間ネットワーク

全国河川・水教育大学間ネットワークとは

教育学部を有する大学の教員を中心とした河川、水教育のネットワークです。

全国河川・水教育 大学間ネットワーク

これまで、全国の学校において川を題材またはフィールドとした学習が行われてきました。しかしながら、河川教育の取組は川が近くにある等の学校の立地条件によるなど、熱心な学校の偏在がみられました。 また、中心となる熱心な教員の転勤により活動が断絶するケースや、学校長の意向や年度の方針によって河川教育の継続が左右されるケースなどが後を絶ちませんでした。

このような課題を踏まえ、平成28年度より教育学部を有する大学の教員を中心としたネットワークづくりが検討されました(フェーズⅠ)。比較的異動が少なく、地域に根差した活動を長く実施しやすい大学教員が地域の学校の教員と連携し、そのネットワークのコアとなることにより、地域の河川教育の継続・拡大が期待できると考えたからです。

令和2年度からはフェーズⅡとして、教育系大学を核とした「河川・水教育」のネットワークの構築を通じ、下記目的を達成しようとする取組を行っています。(平成28年度より開始、~令和元年度 第Ⅰフェーズ、令和2~5年度 第Ⅱフェーズ)

  • ①学校における河川・水教育の導入・実践が促進され、その取り組みが継続されること。【広げる(広げつなぐ)、続ける】
  • ②河川・水教育の質の向上とネットワーク機能の高度化について、本格的な展開を図る。【深める】

メンバー・オブザーバー・サポーター

北海道教育大学釧路校

教授:境 智洋
(メンバー)

専門・活動等

地学教育、
生活科・総合的な学習 等

北海道教育大学旭川校

准教授:山中 謙司
(メンバー)

専門・活動等

理科/教育実践学

福島大学

准教授:鳴川哲也
(オブザーバー)

専門・活動等

理科教育

白百合女子大学

人間総合学部・初等教育学科
教授:神永 典郎(メンバー)

専門・活動等

社会科・生活科・
総合的な学習(探究)の時間

東京学芸大学

現職教員支援センター機構
環境教育研究センター
教授:吉冨 友恭(メンバー)

専門・活動等

魚類生理、河川環境、展示計画
Tomoyasu Yoshitomi’s Lab.

東京大学

人文地理学教室
(災害・防災地理学)
准教授:小田 隆史(メンバー)

専門・活動等

防災、自然災害科学、地理学、
海外地域研究
研究室ホームページ

新潟薬科大学

専任講師:小長谷 幸史
(メンバー)

専門・活動等

水産学・生物教育学

新潟薬科大学

元教授:寺木 秀一
(サポーター)

専門・活動等

ESD、地球科学(古生物学)

愛知教育大学

教授:大鹿 聖公
(メンバー)

専門・活動等

理科教育、生物教育、ESD/SDGs
教材開発・カリキュラム開発、
プロジェクトWET
ファシリテーター

京都橘大学

教授:荻原 彰
(メンバー)

専門・活動等

理科教育・環境教育

日本河川教育学会

会長:金沢 緑(座長)
日本河川教育学会HP

専門・活動等

博士(教育学)学習開発学
カリキュラム開発分野
(理科教育)
探究学習における評価のあり方 

広島大学

教授:木下 博義
(オブサーバー)

専門・活動等

社会科学、教育学、
教科教育学

岡山大学

准教授:川﨑 弘作
(オブサーバー)

専門・活動等

教科教育学 、理科教育学

福山市立大学

准教授:山中 真悟
(オブザーバー)

専門・活動等

教育学、教科教育学 等 

高知大学

教授:中城 満
(メンバー)

専門・活動等

理科教育学

長崎大学

准教授:井手 弘人
(メンバー)

専門・活動等

教科教育学(社会科教育、
生活科・総合学習)

取り組み内容

第Ⅱフェーズの活動趣旨

フェーズⅠの実績、社会の変化(防災、ESD・SDGsなど)や、学習指導要領の改訂等学校教育をとりまく状況の変化(アクティブラーニング、クロスカリキュラムなど)を踏まえ、河川・水の持つ教育的意義や学校教育において果たせる今日的な役割を改めて確認していくことが重要であり、教育的効果を評価し、向上させていくための手法を研究、開発していくことが必要と考えられる。また、その活動は、将来的に地域で河川・水教育が教育系大学を中心に自律的に展開されていくことを意識し、地域の学校教育の方針や流域特性等を踏まえ、各地域にふさわしい河川・水教育の構築を図るものであることが望まれる。

ミッション

深める
広げる
その他
ページトップへ