Engineering Research
近年、激甚化する水害が頻発するなかで河川管理では、効果的、効率的な管理方法への転換に加え、地球温暖化への適応なども求められています。DX(デジタルトランスフォーメーション)による維持管理の効率化、行政や地域住民を含めた河川管理の枠組みの見直しなど河川災害を防止するための技術や制度の調査研究を推進します。
堤防植生や除草に関する知見や外来種、花粉症対策などの堤防植生管理、河道内樹木の洪水流下への影響や適切な伐採・管理方法に関する知見を蓄積するとともに、健全な生態系での持続可能な河川環境を目指し、生物多様性の保全・再生や河川ごとの生物特性に配慮した河川管理に関する調査研究を推進します。
水質循環や生態系の作用といった湖沼の水質改善対策や水質管理についての知見を蓄積するとともに、水環境を維持・健全化するための調査研究を推進します。
河川環境の保全と河川利用の促進とが調和した”人と河川が共生する社会とするため”の地域住民・NPOとの協働などに関する調査研究を推進します。