大人になっても忘れない馬入水辺の楽校ナイトウォーク

2021/09/06 レポート

■助成番号
2021-6111-001

■活動種別
その他
 
■実施場所
馬入水辺の楽校

■実施期間
2021年8月29日(日)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■本文
「知ることは感じることの半分も重要でない」。レイチェルカーソンの名言だ。
「自然の神秘さ不思議さを感じる」。常にそのことを意識してプログラムを展開している。

あたりが薄暗くなるとスズムシやエンマコオロギ、マツムシの鳴き声が耳に入って来る。
空気がひんやりとして来た。昼間の暑さや頭の中のモヤモヤが消え、なんだか気持ちが良い。
ねぐら入りするツバメが多数集まって来た。空を見上げるとコウモリが飛び交っている。
超音波を音声に代える「バットディテクター」を空に向けると、ビッビッビッと反応する。
その瞬間、子どもたちとコウモリは繋がり、身近な存在に変わる。
ゴイサギのグワッという鳴き声が響き、カラスウリの花が怪しく開く。
ライトトラップの光が煌々と輝き、虫たちが飛び交う。
目当てはクワガタムシやカブトムシだが、この日は残念。
でも、ドウガネブイブイやスズメガ、コウモリガやウスバキトンボ、オオカマキリなど、たくさんの昆虫が飛び込んで来た。
ちびっ子たちは大興奮。予定の時間を過ぎても帰ろうとの声が聞こえてこない。
昼間の自然探検から夜のナイトウォークまで、水辺の楽校の自然を満喫した。
コロナ対策として、検温実施、マスク必着、三密回避を徹底した。見つかった生き物に、子どもたちが群がらないよう、気配りした。
保護者の方も全面協力してくれた。感染状況を注視しながら、催しの継続を模索していきたい。

※この日、夜の自然に魅了された人たち。子供17、大人19、講師1、スタッフ4=41人

■写真1
草ぼうぼうの原っぱで、なんだ何もないやと思うなかれ。生きもののエネルギーが満ちあふれている。

■写真2
アカハネナガウンカを見つける。ひょうきん顔が可愛い。

■写真3
夜咲く花。カラスウリの怪しげな花に魅了される。

■写真4
ライトトラップの光が煌々と輝く。
一つは上空を照らし、虫を呼ぶ。一つは幕を照らす。ブラックライトも照射する。狙いはカブトムシやクワガタムシだが、この日は残念。でもたくさんの昆虫が飛び込んで来た。

■写真5
子供が元気、生きもの元気。心に刻まれる体験になったようだ。
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