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【行政インタビュー】四国技術事務所のプロジェクトWET活用例

2019/10/25

-今、行政に求められる新たなコミュニケーション研修-


「(いろいろな取組や事業等を)人に分かりやすく伝える。そのコミュニケーションスキルは行政職員にとってますます重要になってきます。そのための研修を企画したいと思いました。」

そう話すのは、国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所の米田和外さん。

米田さんは平成20年にファシリテーター(上級・普及指導者)資格を国土交通省職員として取得後、この10年間に四国管内の各河川事務所等でプロジェクトWETのエデュケーター(一般指導者)講習会を7回開催し、63名の指導者を養成されました。

特に平成29年からは国土交通省の職員向け研修会にプロジェクトWETを活用されるなど、行政関係者を中心に活動の輪を広げられています。 米田さんにプロジェクトWET活用のきっかけ等について伺いました。

(聞き手:田畑和寛・菅原一成)

【インタビュー日 2019年10月10日】




【写真:令和元年8月に開催した国土交通省職員向け研修会の様子①】

 


 
■プロジェクトWETの活用で活動の幅とネットワークが広がる


プロジェクトWETを知ったきっかけ

米田さん:平成16年に大阪でプロジェクトWETのエデュケーター講座を受講したことが最初のきっかけです。当時四国地方整備局の市民連携の窓口として、環境教育ツールであるプロジェクトWETに着目していました。そこでプログラムの内容を知るべく受講したのです。これまでの講義型の研修と異なり、体験型で非常に面白いと感じました。


プロジェクトWET活用に至った背景

米田さん:当時は「四国河川文化ネットワーク」という四国4県の市民団体が連携するプラットフォームの活動も盛んでしたので、その事業の一つとしても活用しました。

私自身ではエデュケーター資格取得後、使える場所を探して使用しました。1つの例としては、徳島河川国道事務所時代には土日の施設見学会でアイスブレイクとして活用しました。 また、講座を開催することで人とのネットワークも広がりました。同じくエデュケーター資格を持ったNPOの職員と一緒に地域のイベントなどでアクティビティを活用することもありました。


学校への出前講座での活用について

米田さん:学校の依頼により、定期的に出前講座を行うこともありました。香川河川国道事務所の土器川出張所勤務時に香川県丸亀市立垂水小学校で行なった出前講座の様子は、プロジェクトWETのHPにも掲載されています。 (学校カリキュラム適合事例集に掲載)




【写真:平成22年に香川県丸亀市立垂水小学校で行われた出前講座(香川河川国道事務所土器川出張所) 写真右が米田さん】



■参加者の高い満足度となった国土交通省職員向け研修会


プロジェクトWETを活用した職員向け研修会開催のきっかけ

米田さん:平成29年に四国技術事務所で単独研修を開催したことがきっかけです。研修メニューの一つとして、プロジェクトWETを用い職員の技術力向上を目的とした研修を開催できないかどうかを企画しました。

それまでに四国技術事務所内で、雨天時の体験会メニューや様々な講座のイントロ時のアイスブレイク(参加者の緊張を和らげ、講座を円滑にする手法)としてプロジェクトWETを活用していたので、研修への導入のハードルはそこまで高くはありませんでした。


職員向け研修会の具体内容

米田さん:係長・係員を対象とした1泊2日の基礎技術研修(計画外研修「環境教育」)として開催しました。広報は、四国技術事務所長から各事務所へ研修案内をするとともに、令和元年度は一般参加も可能として四国環境パートナーシップオフィスのHPでも募集をかけました。


職員向け研修会での参加者の反応や効果等

米田さん:様々なコミュニケーション研修はありますが、(一部ディベート等を除き)スライドによる講義形式が中心の研修が多いです。その点プロジェクトWETを活用した研修は「ピアティーチング(参加者同士が講師・受講者を入れ替える手法)」によるプログラム作りやチームビルディングがあり、合意形成や分かりやすく伝える技術の向上に役立ちます。

今回の参加者のアンケート結果の満足度を見ると、他の研修の平均点が80点程に対し、プロジェクトWETを活用した研修会は95点でした。




【写真:令和元年8月に開催した国土交通省職員向け研修会の様子②】


 
アクティブ・ラーニング型のコミュニケーション研修を広げるために


活用方法や研修の場づくり

米田さん:参加者主体のアクティブ・ラーニング型の講座であることをPRすることにより、行政の研修でも活用できると思います。

また、アクティブ・ラーニング型の出前講座であれば学校からの依頼も増えるのではないでしょうか。学校からは職場や施設の見学などの需要が高まっているとも聞きます。そういった場面で体験型のアクティビティを用いることにより興味関心を高めることにもなります。

外部からの依頼が続くようであれば、(プロジェクトWETを活用した)職員向け研修会を増やすことにつながるかもしれません。今後各地方整備局が行う計画内研修のコミュニケーション研修等で活用されるようになると良いですね。


その他アイデア等

米田さん:色々な講座で使えるアイスブレイクのメニュー紹介もあると参考になると思われます。(エデュケーター)資格を取得した後の活用の場も必要だと思いますので、まずは様々な施設見学会や講座・説明会などのアイスブレイクで使えることをアピールすることも大切だと思います。

また、講習会を実施する場合、様々な道具とその保管場所が必要になります。アクティビティに使用する道具や資機材の貸し出しがあると良いですね。





【写真:令和元年8月に開催した国土交通省職員向け研修会の様子③ 写真左が米田さん】


 
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