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掲載日:2015.12.01

プロジェクトWETエデュケーター講習会in小田原

プロジェクトWETエデュケーター講習会in小田原

2015/12/01

   日  程    平成26年12月7日(日)
   開催地    小田原市役所  (神奈川県 小田原市)
   講  師    石川 聡之    
      
 
神奈川県小田原市が青少年育成事業に積極的に参画できる人材育成を目的に、平成22年度から開校した指導者養成研修事業である小田原自然楽校の特別研修として、小田原市主催のもと、小田原市役所で実施しました。


当日は9名の参加で、全員小田原自然楽校で子ども達を相手にするスキルを身につけているため、熱心に講習内容を聞き、アクティビティにも積極的に取り組まれていました。
講習会は大人の方が相手なので、科学的な説明を加えながらのアクティビティでした。


「青い惑星」では、無作為抽出から得られた情報が全体の情報に近くなると言う統計学的な手法について説明して、実際に30回地球の写真をプリントしたビーチボールを投げ合いました。その結果が実際の陸/海比と同じになると、歓声が上がりました。

「仲良くなろうよ」では、普段馴染みのない分子構造や密度・表面張力・蒸気圧などを実際の値や単位の説明を加えながら行ないました。水が4℃で一番重いのは水生生物の生態に影響していることなど皆さん納得されていました。

「大海の一滴」では地球全部の水を1Lとした場合に利用できる淡水がスポイト1滴分であると言うだけでなく、「青い惑星」で使った直径40cmのビーチボールに対して、全水量、淡水量、液体の淡水量、利用できる淡水量をスチールボールで表しました。利用できる淡水を表すスチールボールが直径3mm程度の大きさだとわかると驚いた様子でした。実際に手で触れられるもので理解が深まったようです。

「水リンピック」では、子どもさながらにワイワイと予想を立てながらそれを上回る水の力に認識を改めたようです。

グループワークでは「スーパーボウルの殺到」「この汚染源はどこ?」を行いました。
それぞれのグループで発表を行ないましたが、子どもを対象にしたときには全く予想をしていないような答えが出ることがあると言うことを確認してもらいました。
また「壁画作り」では川を上流、中流、下流に分けて描いてもらい、一つにつなげて川を完成させて説明をしてもらいましたが、下流が別の国の上流になるという日本では考えられない状況について解説を加え、水資源の管理がいかに重要であるかを確認していただきました。


ピアティーチングでは、それぞれのグループがアイデアを出して実践を行ないました。どのグループもアクティビティが持つ目標や要素についてよく理解して進められていたように感じました。

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