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レポート
掲載日:2024.12.26
日程 :令和6年12月8日(日) 10:00~17:00
会場名 :筑後川防災施設くるめウス
所在地 :福岡県久留米市
講師 :(ファシリテーター)國武 のぶ子・堤 智美
(補助エデュケーター)高木 朋子
講習会の様子
筑後川中流域・久留米市で行うエデュケーター講習会は今回で通算12回目となり、今回新たに2名を認定しこれまでの認定者は通算131名となりました。
今回は佐賀県から1名、北九州市から1名の新規受講者の方と、宮崎県から1名のフォローアップ受講者の計3名が受講されました。受講された皆さんは、水に関わる団体や施設の活動を行う中で子どもたちにどう伝えるか、の問題意識をもって意欲的に取り組まれました。講師陣とともにこの日1日かけて身近な水について体験しながら楽しく学び合いました。
講師が実施したアクティビティは以下の4つです。
1.雨降って地固まる:自己紹介を兼ねて、水に関することわざを絵にかいて、お互いに当て合いしました。
2.青い惑星:地球儀ボールを投げ合うことによって地球上の海と陸の割合を簡単に知る方法を学びました。
3.水リンピック:コップに水を満たしてクリップをいくつ浮かべられるかの競争を行い表面張力を体験しました。
4.驚異の旅:サイコロを投げて自分が水の分子になって動き回ることで、水の循環を体感しました。
昼食をはさんで午後からのピア・ティーチングでは、受講者と講師陣が2チームに分かれてお互いに講師役となってアクティビティを実践し、その結果を評価し合いました。実施したアクティビティは次の2つです。
5. 塵も積もれば:川沿いの町の開発計画を描いて、そこから出るゴミや汚染物質の行く末について話し合いました。
6. 侵入者:水生の新入生物種とは何かを学習しその生息地と資源をめぐる争いをゲームで体験し、外来種の侵入と在来種への影響について考えました。
さいごに修了書を持った新・エデュケーター2名とフォローアップ受講者、講師陣による記念撮影です。
今回は、受講者が少なかったため講師、フォローアップ参加者と組んで1チーム3人の2チームで実施しました。最初の自己紹介の時間を「雨降って地固まる」を活用してできるだけ多くとってお互いの理解が深まるようにしました。少人数で行う利点は、アクティビティの時間に余裕がとれて、ピア・ティーチングで考える時間や振り返りの時間が多く取れたうえに、参加者間の交流を深めることができたことでした。
受講者からは、
1.皆さんのサポートやお互いの話しの中でたくさんの気付きをいただきました。
2.今回の体験を通して、自分に何ができなくて何ができるかを身に着けることができました。
3.楽しく参加できて、じっくり話が聞けて今後に向けてたいへん参考になりました。
・・・等の感想をいただきました。