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掲載日:2023.12.22

【レポート】09/08プロジェクトWETエデュケーター講習会in筑後川-10

日程: 令和5年9月8日(金)10:00~17:00
会場: 筑後川防災施設くるめウス (所在地:福岡県久留米市)
講師: (ファシリテーター)鍋田 康成・國武 のぶ子・(補助エデュケーター)酒井 奈美・堀田 剛広

 

九州最大の河川・筑後川中流域の福岡県久留米市で行っているエデュケーター講習会は今回で10回目で新規に9名を認定しこれまで、認定したエデュケーターは通算126名となりました。
今回は大学の夏休み期間中の平日に実施したこともあって学生2名を含む9名の受講者が集まり、4名の講師陣とともに、水について体験しながら楽しく学びました。
講師が実施したアクティビティは以下の4つです。
1.雨降って地固まる
2.青い惑星
3.水リンピック
4.驚異の旅


雨降って地固まる
最初に、3人1組で自己紹介を兼ねて、水に関する格言やことわざについて1人ひとり付箋紙にその絵を描いて、それをお互いに当て合いました。

雨降って地固まる1
雨降って地固まる2

青い惑星
次に地球儀風の風船を投げ合って、受け取った人の指が海か陸のどちらを指しているかで、その比率を見ました。投げあう回数が多いほど、「海:陸=7:3」に近づき、地球の表面積に占める海と陸の比率を簡単に知る方法があることを体験しました。

青い惑星

水リンピック
コップに水を満たしてクリップを何個浮かせられるかを2チームに分かれて競争しました。みんな夢中になって取り組んで、表面張力の強さを実感しました。

水リンピック

驚異の旅
水は姿かたちを変えながら世界中を旅していることを、参加者がサイコロを投げて水の分子となって動くことで体験しました。そして自分の旅がどんな旅だったかをホワイトボードにその過程を示してみんなに説明しました。自分が実際に動きながら「水の循環」を分かり易く学びました。

驚異の旅1
驚異の旅2

ピア・ティーチング
午後からのピア・ティーチングでは、受講者9名を3名づつの3チームに分けてグループを作りお互いに講師役となってアクティビティを実践し、その結果を評価し合いました。

実施したアクティビティは次の3つです。
5.塵も積もれば
6. 大海の一滴
7.ブルービーズ

ピアティーチング準備の様子

塵も積もれば
参加者がそれぞれ川沿いの街づくりの開発計画を立て,その開発に伴ってどんな活動が汚染原因となるのか、それがどのような影響を及ぼすのかを全員で考えました。

塵も積もれば

大海の一滴
私たちが飲み水として必要な水の量は、地球上に存在する水のうちごくわずか、ということを体感しました。その貴重な水を地球上の全生命が分け合っている、このことをわかりやすく伝えるやりかたをみんなで考えました。

大海の一滴

ブルービーズ
参加者が縦に並んで川の本流と支流の2つの流れを作り、川の水に見立てたビーズを手渡していきます。冬は緩やかに、梅雨時は激しくと、川の水の流れが季節で大きく違うことを参加者は身をもって実感できました。

ブルービーズ

さいごに修了書を持った新・エデュケーター9名と講師陣4名による記念撮影です。

今回は水に関わる会社の方5名、一般の方2名、学生2名、計9名が意欲的に受講し終了されました。 受講者からは、1.子どもになったきもちで楽しく学べた。2.いろんなアクティビティを体験できて楽しかった。3.自分たちで実戦形式でできたのが良かった。4、体験を通して学びがあったことはたいへんよかった。5、参加者の人数が多いとまた違った視点が生まれるかも、と思った。6、アクティビティのアイデアや環境学習への活用もこれから探っていきたい。7、自分たちも楽しくやると双方向性が生まれて良いと思った。8、様々なアクティビティを楽しんでやることができた。9、視覚的、体感的にわかるアクティビティだと、参加者の記憶に残りそうだと感じた。・・等の感想をいただきました。

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