掲載日:2018.10.23
文京学院大学外国語学部生が、SDGsと関連させ小学校でアクティビティを実施(英語プレゼンコンテストの一環)
文京学院大学外国語学部生が、SDGsと関連させ小学校でアクティビティを実施(英語プレゼンコンテストの一環)
2018/10/23
大学生がプロジェクトWETを活用
「英語表現力、論理的思考力、そしてプレゼンテーション能力の向上に取り組むことによる就業力の育成、ならびに学生間の親睦・交流を図る」ことを目的とした「全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」。
(主催:神田外語グループ・読売新聞社、最優秀賞賞:奨学金100万円)
第7回大会のプレゼンテーマの1つが「地球を守れ!環境教育の新しいプログラムを提案」です。
●第7回 全国学生英語プレゼンテーションコンテスト公式HP
https://www.kandagaigo.ac.jp/contest/
文京学院大学 外国語学部 渡部ゼミナールでは、毎年この英語プレゼンテーションにチャレンジしており、グループのメンバーのうち3人が今回プロジェクトWET(体験型の国際水教育プログラム)を活用しながらコンテストに挑戦しています。
挑戦しているのは、3年生の菊地菜々子さん、武石彩夏さん、道心珠季さん。
今回はじめてとなる環境教育のプログラムを展開すべく、水をテーマとした教育プログラムであるプロジェクトWETの活用を企画しました。
企画にあたっては、実践を受け入れてくださった目黒区の小学校にヒアリングをし、小学校4年生の学習内容等に応じた出前授業を検討しました。
子ども達が水の分子となって、「川」や「海」、「雲」などの「自然界における水の場所」、「浄水場」や「都市」など「人間の生活に関わる場所」をすごろくのようなルールで巡るプロジェクトWETのアクティビティ「ブルートラベラー」。
3人はこのプログラムを活用し、国連SDGsに関連するクイズ等を交えながら、子ども達に伝わりやすいように様々なアレンジをして実施しました。
実践にあたっては、何度も事前シミュレーションをしながら、アクティブ・ラーニングにつながるよう子ども達への声かけの仕方や予想される反応などを考えてプログラムを考えました。
当日は、ゼミメンバー等11人が協力するなか、各自の役割分担や時間管理を行いながら小学4年生57人を対象にアレンジしたアクティビティを展開。
子ども達からは「遊びながら楽しく学べた」「これからも水のことを調べたい」という感想がありました。
現在3人は、環境教育プログラムを企画・アレンジし、実際に小学校4年生を対象に実践をした様子や、課題・今後の展開について英語で動画を作成し、プレゼンコンテストに応募しています。
3人が子ども達に親しみやすいイラスト等にアレンジして作成した「ブルートラベラー」の教材
児童が記入するワークシートもオリジナルに考案
直前までリハーサルし、児童たちを待つ大学生たち
SDGsと関連させながら、各ステーションで水に関するクイズも実施
小学校での実践後に、3人に小学校での実践、エデュケーター講習会受講の感想、プロジェクトWETの展開についてコメントをもらいました。
●菊地さん・武石さん・道心さんのコメント
(小学校での実践を受けて)
- 小学生と一緒に活動をすることがほとんど無かったので、大変貴重な体験となった。
- (小学生に出前授業を実施した)大学生側も教えることで水のこと、環境のことを深く知ることができた。
- プログラムを考え、授業をすることで大学生側も(チームワーク等で)良い変化があった。
(エデュケーター講習会の受講を受けて)
- プロジェクトWETのエデュケーター講習会では、人に分かりやすく伝えるという模擬体験を行うことが一番の収穫だった。その際に学んだことを実際の小学生への実践で活用することができた。
- 今回英語での発表を目標としながらも、講習会を受講することでコミュニケーション能力や人に伝える技術、環境のことを知るなどビジネスに必要なスキルも磨くことができた。
(プロジェクトWETの展開について)
- SNSなど学生同士の口コミを通じてプロジェクトWETが広まると良いのではないか。
- 大学とコラボするなど、大学生のやりがいとマッチしながら、楽しくかつスキルアップにつながるような仕掛けがあると良いですね。
事前の打ち合わせの様子