掲載日:2018.07.24
プロジェクトWETエデュケーター講習会 in 酪農学園大学
プロジェクトWETエデュケーター講習会 in 酪農学園大学
2018/07/24
日程:平成30年7月24日(火)
会場:酪農学園大学 C4号館102室(北海道江別市)
講師:中谷 暢丈
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1.はじめに
小雨が降る肌寒い中、プロジェクトWETエデュケーター講習会in酪農学園大学には、フォローアップ2名を含む計12名の学生が参加しました。前回よりも少人数でしたが、休憩時間も含めて参加者同士が積極的にコミュニケーションをとり、ピアティーチングの準備や実践においても積極的に発言や行動される方が多くおられました。どのグループもピアティーチングの進行には苦労したとの感想がありましたが、各自で決めた役割分担を元に場の雰囲気を盛り上げつつ、受講者の理解度を常に確認しながら、学習目標の達成に向けた取り組みを実践することができました。
2.アクティビティ
①青い惑星~アイスブレイクを兼ね、地球型ビーチボールを受け取った人は自己紹介をしながら、地球表面の海と陸の比率を調べました。結果、海と陸の面積比は69%と31%となり、参加者全員が納得していました。
②驚異の旅~自分自身が水となって地球上の水域を巡る旅に出てみました。比較的滞留時間の長い海や氷河も速やかに通り抜ける旅もあれば、陸域だけで海にたどり着くことがなかった旅もありました。旅の記録から作った水の旅物語をお互いに紹介することで、水の行方を知るきっかけとなりました。
③水差しをまわそう~上流から下流に流れてゆく河川水を利用する事業主に扮してまわす水差しの水は、渇水時には途中で使い切ってしまいます。どうすれば自分だけではなく、限り有る水資源を使うためにはどうすればいいのか考えて発表しました。
④侵入者!~在来種と外来種の生き残りをかけたゲームでは、一人だけ在来種として生き残ることができました。最初は数が少なくても、外来種の影響が大きいことを改めて認識しました。
3.ピアティーチング
①水リンピック~講師とフォローアップの学生も参加し、「天までとどけ!」と「落ちないで!」の競技を通じて、水の凝集と凝着について観察・理解しました。
②水質?虫に聞いて~水中に生息する生物達を模したクリップや輪ゴムを採取し、その組成から河川水質を評価する方法について学びました。
③ハンプティ・ダンプティ~一旦壊れてしまった自然環境は、資料があったとしても完全に元の状態には戻ることができないことを体験し、あらためて自然保護の重要性を認識しました。
④流域探し~みんな最初は“流域”をうまく説明できなかったのですが、斜面を流れる水から流域の特徴を把握し、地図上から4つの河川の流域を調べました。