掲載日:2018.06.11
プロジェクトWETエデュケーター講習会 in 酪農学園大学
プロジェクトWETエデュケーター講習会 in 酪農学園大学
2018/06/11
日程:平成30年6月9日(土)
会場:酪農学園大学 C4号館102室(北海道江別市)
講師:中谷 暢丈
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1.はじめに
時折小雨が降る中、プロジェクトWETエデュケーター講習会in酪農学園大学には、フォローアップ1名を含む計18名の学生が参加しました。皆さんはじめはおとなしかったですが、グループワークを通じて積極的に発言をするようになり、笑顔でピアティーチングの準備を行っていました。どのグループもピアティーチングの進行に苦労しましたが、決めた役割分担を元に場の雰囲気を盛り上げつつ、受講者の理解度を確認しながら、学習目標の達成に向けた取り組みを実践しました。
2.アクティビティ
①青い惑星~アイスブレイクを兼ね、地球型ビーチボールを受け取った人は自己紹介をしながら、地球表面の海と陸の比率を調べました。海と陸の面積比はピッタリ71%と29%となった結果に参加者全員が驚いていました。
地球をパスする参加者
②驚異の旅~今朝使用した水どこへいっているのでしょう?をきっかけに、自身が水となって地球上の水域を巡る旅に出てみました。いろんな場所を巡る旅もあれば、海又は氷河に長くとどまる人もいました。旅の記録から作った水の旅物語を発表しあうことで、水の行方を知るきっかけとなりました。
水の旅の始まり
旅の内容を発表しあう参加者
旅の内容を熱く語る参加者
③水差しをまわそう~各自が事業主となって、水差しの水を使いまわしていましたが、渇水時には途中で水を使い切ってしまいました。水利権を含めて、自分だけではなくみんなが水を使うためにはどうすればいいのか話し合いながら、限り有る水資源の利用方法を考えてみました。
水を使う参加者
少なくなった水を分ける参加者
④ハンプティ・ダンプティ~見慣れた図柄であればビリビリに破れてしまっても短時間に復元できましたが、はじめて目にした自然風景のパズルの組み立てには時間がかかり、多様な自然の復元は難しいことを学びました。
3.ピアティーチング
ピアティーチング準備の様子
①殺人鬼は誰だ?~何百人もの死者を出したロンドンでのコレラの蔓延について、その原因とメカニズムをいくつかの手がかりを元に明らかにしてゆきました。
②水リンピック~水の持つ特異的な性質である凝集と凝着について、「天までとどけ!」と「落ちないで!」のゲームを通じて観察し、その性質の理解を深めました。
③色変わり~同じ流域において、過去から現在までに湿地や原野が農地や居住地へ変わってゆく様を地図の色分けによって視覚化し、全員で土地利用の変遷についての特徴を話し合いました。
④流域探し~「流域」ってなんだろう?との疑問から,上流から下流方向への水の流れ方についての実験を行なった後、地図上から流域の範囲を調べました。
受講者の集合写真