NEWS

ニュース

REPORT

レポート

掲載日:2022.01.24

【レポート】プロジェクトWETエデュケーター講習会in筑後川-8

【レポート】プロジェクトWETエデュケーター講習会in筑後川-8

2022/01/24

レポーター:ファシリテーター鍋田 康成
所在地:福岡県久留米市
会場名:筑後川防災施設くるめウス
講師:鍋田 康成・工藤 祐子・堤 智美・國武 のぶ子

——————————————————————————————————————————————-
九州最大の河川・筑後川中流域の福岡県久留米市で行っているエデュケーター講習会は今回で8回を数え、認定したエデュケーターの数は通算109名となりました。
今回は久留米周辺から3名の受講者が集まり、4名のファシリテーターの指導の下、水について体験しながら楽しく学びました。コロナ禍も2年目となり、参加者には事前に「新型コロナ感染防止のための健康チェックリスト」を送り、署名して当日提出していただき、さらに消毒、検温、換気、机上のスクリーン設置など基本の感染対策をしっかりと行って実施しました。
講師が実施したアクティビティは以下の4つです。
1.雨降って地固まる
2.青い惑星
3.侵入者!
4.驚異の旅

写真①:雨降って地固まる
1つ目のアクティビティ「雨降って地固まる」では、2人一組で自己紹介を兼ねて、水に関する格言やことわざについて一人ひとり付箋紙にその絵を描いて、それを当てあいました。
 

写真②:青い惑星
青い惑星:地球が印刷された大き目の風船を投げ合って、受け取った人の指が海か陸のどちらを指しているかで、その比率を見ました。投げあう回数が多いほど、「海:陸=7:3」に近づき、地球の表面積に占める海と陸の比率を簡単に知る方法があることを体験しました。
 

写真③:侵入者!
侵入者!:筑後川流域にいる在来種「ニッポンバラタナゴ」と外来種「ブルーギル」との間の生存競争を、子どもたちが大好きなイス取りゲームを使って再現します。実際の生態系で起こっていることが簡単なゲームで体感できると親子に大好評のアクティビティです。
 

写真④:驚異の旅
驚異の旅:水は姿かたちを変えながら世界中を旅していることを、参加者がサイコロを投げて水の分子となって動くことで体験します。そして自分の旅をホワイトボードにその過程を示してみんなに説明しました。子どもたちがからだを動かしながら「水の循環」を分かり易く学べると大人気のアクティビティです。
 

写真⑤:ピア・ティーチング
午後からのピア・ティーチングでは、受講者3名とファシリテーター3名でそれぞれグループを作りお互いに講師役となってアクティビティを実践しその結果を評価し合いました。実施したアクティビティは以下の2つです。
5. 塵も積もれば
6. 大海の一滴
 

写真⑥:塵も積もれば
塵も積もれば:筑後川の上流・中流・下流において、参加者がそれぞれ川沿いの街づくりの開発計画を立てます。その開発に伴ってどんな活動が汚染原因となるのか、クリップを汚染源と思われる場所において、それがどのような影響を及ぼすのかを全員で考えました。
 

写真⑦:大海の一滴
大海の一滴:私たちが飲み水として必要な水の量は、地球上に存在する水のうちごくわずか、ということを身近な台所用品等を使って体感しました。その貴重な水を地球上の全生命が分け合っている、ことを子どもたちにどうしたらわかりやすく伝えられるか考えました。
 

写真⑧:集合写真
さいごに修了書を持った新・エデュケーター3名とファシリテーター4名による記念撮影です。
 
今回は水に関わる職業の方1人、教職員の方1人、久留米大学の学生1人、計3人が意欲的に受講、終了されて、受講者からは、一緒に学んだ3名が立場が違う方々で様々な角度からの発見があり新鮮でした、等の感想がありました。
私たち地元のファシリテーターは今後、自主研究会においてさらに子どもたち向けにアクティビティの研究開発を進め磨きをかけていき、地域の様々な場面でプロジェクトWETの活動を推進していきたいと考えます。
 

ページトップへ