熱中!カマキリ調べ

2021/12/13 レポート

■助成番号
2021-6111-001

■活動種別
その他

■実施場所
馬入水辺の楽校

■実施期間
2021年11月28日(日)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■報告タイトル
熱中!カマキリ調べ

■本文
第6回目のカマキリ調べ。毎回、生きものたちとの出会いの連続でとにかく楽しい。
推進力は子どもたち。いろんな生きものを目ざとく見つけ、「これ何」と尋ねてくる。
こちらは専門が「鳥屋」なのでわからないことばかり。毎回、図鑑と首っぴきで、重い図鑑バックが肩に食い込む。
わからない時には宿題と言って、写真を撮り、あちこち訪ねる。寝る時間が少なくなるが勉強になる。
子どもたちには、なんでも人に聞くのではなく、自ら調べることが重要だと偉そうに言う。

さて、今回はカマキリの卵鞘調べ。どんなところに産み付けているのか、高さなどを調べた。
まだ、葉が落ち切っていないので、見過ごしている部分が多いが、オオカマキリ5に対して、ハラビロカマキリ11と後者が圧倒的で、成体2頭も見つかった。
だから楽校にはハラビロカマキリが多いのかというと、まだ早計。同種は木の幹などに産み付けるので、見つけやすいが、オオカマキリは草木類の枝などに産み付けるので、
葉が残っているうちは、見つけにくい。1月頃に再度チャレンジしたい。
今回、オオカマキリが卵を産み付けていたのは、セイタカアワダチソウ、エノキ、オギで、地上30㎝に3個、63㎝に1個、80㎝に1個、110㎝に1個の結果で、低い位置に3個も見つかった。ハラビロカマキリは、エノキやクルミなどの木の幹や自然解説パネル板の裏などで、低いところで70㎝、高いところで3m、平均2.5mであった。
コカマキリは石や倒木などに産み付けるので、今回は見つからなかったが、後日、12月5日に1個、発見した。
毎回、子どもたちが描いているスケッチや観察記録は、2021年度の活動報告書の中でまとめる予定だ。乞うご期待。

※この日カマキリ調べに熱中した人々:子ども10人、大人13人、スタッフ4人=27人

■写真1
霜柱がお迎え。子どもたちの目を奪う。

■写真2
カマキリの卵鞘の位置の高さを測る。

■写真3
ハラビロカマキリの成体2頭発見。今年は暖かいのだ。

■写真4
オオカマキリの卵。家に持ち帰り、孵すのだと張り切っている。
しっかり管理しないと「部屋中カマキリだらけになるよ」とおじさんの失敗例を話す。

■写真5
カラスウリの種はカマキリの頭の形をしている。お財布に入れておくとお金が貯まるそうだ?

■写真6
毎回、スケッチと観察記録をまとめる。
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