大人になっても忘れないすごいぞ!原っぱ

2021/09/16 レポート

■助成番号
2021-6111-001

■活動種別
その他

■実施場所
馬入水辺の楽校

■実施期間
2021年9月12日(日)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■本文
時折、雨がちらつく天気でしたが、元気印100%の子どもたちが集まりました。
今日のテーマはカマキリ調べ。楽校を一巡しましたが、草ボウボウで、隠れ場所だらけでありますので、なかなか見つかりません。それでも、なんとかオオカマキリ3、ハラビロカマキリ2を見つけました。
内一つはお腹の大きいハラビロカマキリ。産卵が間近のようです。虫眼鏡でお尻を観察し、雄雌の違いを確かめました。
原っぱを歩くと、バッタ類がものすごい数。ナガコガネグモ、ジョロウグモの巣が目につきます。
空には南に渡るツバメやコシアカツバメの群れ、ウスバキトンボも群れています。
子どもたちが「クロスジギンヤンマ」と叫び、網を振るいますが、高くて届きません。残念。
そこに本日の大スター登場。
竹やぶの下に「でっかい、へんな生きものがいる」との一報で、駆けつけると、クロメンガタスズメでした。幼虫は農園の畑でよく目にしますが、成虫を見るのは初めて。背中の髑髏マークが不気味ですが、人を魅きつける強烈な迫力に見とれてしまいます。触るとチチ、チチと鳴きます。もう、みんなビックリ。「蛾が鳴くなんて」と、大興奮。触りまくっていました。すると突然、大空に飛び立ちました。力強くてカッコいい飛翔にみんな唖然。あとを追いかけましたが、遠くに飛び去りました。
大人になっても忘れない。すごいぞ、原っぱの1日となりました。
この日はワークショップ「土手の下の湘南ピクニック」の説明会も開催。11月13日に開催される環境をテーマにしたイベントにちびっ子たちも参加してもらいます。カマキリ調べの壁新聞づくりや張り子の守り神づくりなどを実施していくことになりました。

※この日、未知との出会いを堪能した人たち。
子ども9人、大人10人、スタッフ3人=22人

■写真1
草ボウボウの原っぱだけど、子どもたちが面白いと思えることがいっぱい詰まっています。

■写真2
ツチイナゴの幼体。この日はあちこち、ツチイナゴだらけでした。

■写真3
カマキリの雄雌の違いを調べました。

■写真4
お腹の大きいハラビロカマキリ

■写真5
僕のペット。ハラビロカマキリ。

■写真6
クロメンガタスズメ。
なんでこんな模様なの。背中の髑髏マークが強烈です。
触るとチチ、チチ、チチと鳴きます。もうみんなびっくり。「蛾が鳴いている」と大騒ぎになりました。

■写真7
お腹もすごい。ど迫力です。
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