お散歩バードウォッチングヒバリが元気、ちびっ子元気

2021/02/15 レポート

■助成番号
2020-6111-008

■活動種別
その他 

■実施場所
馬入水辺の楽校

■実施期間
2021年2月6日(土)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■本文
野鳥を見る人を鳥見人と言います。愛してやまない人を鳥ミニストと呼びます。
漫画家で、鳥見人である、岩本久則さんの造語だったかと思います。
鳥ミニストになるともう大変、調査や保護活動に取り組んだり、写真を撮ったり、絵を描いたり、俳句を読んだり、羽や卵を集めたり、鳥友と一杯やったりなど、行住座臥、鳥なしではいられなくなるのであります。
この日は、将来の鳥ミニスト、ちびっ子たち7人が参加し、オオバンやカンムリカイツブリ、シメなどの冬鳥と友達になりました。
小さな子どもたちを対象にした鳥見は工夫が必要です。望遠鏡や双眼鏡がうまく使えなかったり、野鳥との距離があるため、すぐに飽きてしまいます。
単に種類を説明するのはご法度です。「川の中にいる野鳥を見つけてみよう」「カワウの数を数えてみよう」「カイツブリが何秒潜っているか数えてみよう」など、興味を引く、アクティブな取り組みが必要です。野鳥以外の生き物観察を加えるのもポイントです。この日はわらじボードの下の生き物を見たり、オオカマキリの卵鞘を探したり、クズのつるでターザンゴッコを楽しんだりなど、水辺の自然と触れ合いました。
気になったのは鳥影が少なかったこと。年々歳々、見られる野鳥が激減していますが、今年は特にひどく、シメやアオジ、オオジュリンなど、普通に見られた野鳥たちが数を減らしています。例年、群れで渡来するヒバリの数も少なくて、必死に探したところ4羽発見、ほっと一安心しました。
長年、鳥を見続けていますが、何かが変です、鳥たちの世界に何かが起きています。
Today Birds Tomorrow Humans  今日の野鳥は明日の人類。
環境悪化を日々、身近に感じています。

※参加者:子供7、大人10=合計17人

■写真1
回を重ねるごとに鳥見人が増えています。うれしい~!

■写真2
シジュウカラがナンキンハゼにいる幼虫を食べていました

■写真3
わらじボードの下に、アカネズミのトンネルを発見。オニグルミの殻が落ちていました。

■写真4
オオカマキリの卵鞘調べ

■写真5
クズのツルのターザンゴッコはちびっ子の大人気です。
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