平塚海岸 五感で感じる自然観察

2020/10/08 レポート

■助成番号
2020-6111-008

■活動種別
その他 

■実施場所
平塚海岸

■実施期間
2020年9月21日(月)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■本文
●森と海はつながる「海辺の自然と触れ合う」
「龍城ヶ丘の環境と生活を考える会」「袖ケ浜の環境と生活を考える会」との協働で子どもたちを対象にした海岸林の自然観察会を開催した。案内人を務めた。

●景観に目が行きがちだが・・・
平塚の海岸林は松だけでなく、トベラやシャリンバイなどの広葉樹が混植されている。松だけの単層林よりも、防災、減災機能が高まり、多くの生き物が棲む、命溢れる樹林帯になる。先ずはそのことを伝える。当地はすぐ横を自動車がビュンビュン走っているが、樹林帯に入ると、騒音や風が弱まり、樹林帯の持つ力を実感できる。

●見えなかった世界、気がつかなかった世界が見えてくる
今回のテーマは五感で感じる。「音いくつ」や「匂いを嗅ぐ」などのネイチャーゲームを楽しんだ。ツユクサの花を虫眼鏡で見ると気がつかなかった世界が見えてくる。ヘクソカズラの葉っぱをそのまま嗅ぐ、切って嗅ぐ、もんで嗅ぐなど、匂いの違いも楽しんだ。
目を閉じ、心を澄ますと虫や鳥の声が聞こえてくる。最初は耳に入らないが、自然との触れ合いが深まるにつれ、騒音の中からエンマコオロギの鳴き声だけを抽出できるようになる。ヒヨドリやトビの鳴き声が自然と耳に入るようになる。
ふと気がつくと目の前をウスバキトンボがたくさん飛んでいる、草むらに入るとバッタがピョンピョン飛び出してくる。林縁を探るとセミの抜け殻がたくさん見つかる。知らないと樹木だけしか目に入らないが、多くの生き物が息づいていることを知る。ここまでくるとちびっ子エンジン全開。遊びをせんとや生まれけんになる。

●感じたこと面白かったことなどを絵に描く
今日、感じたことや面白かったことなどを絵に描いた。3色しか用意できなかったが、それで十分だ。大人には描けないちびっ子ワールドが広がった。

※参加者:子ども12、大人11、スタッフ2、合計25人

■写真1
平塚海岸の海岸林。松だけでなく、トベラやシャリンバイなどの広葉樹が密植されている。
その分、防風・防潮機能が増す。津波の減災機能も高まる。生物多様性の保全も高まる。
クイズ形式で子どもたちにそのことを伝えた。

■写真2
多くの人が木々しか目に入らないが、樹林帯にはたくさんの生き物が潜んでいる。
イヌビワとイヌビワコバチの共生関係を伝える。
イヌビワはイヌビワコバチがいなければ子孫を残せない。
イヌビワコバチも同様だ。みんな驚いていた。
    
■写真3
虫眼鏡を使って、ツユクサの花などを観察した。
小さな花だが、スケッチすると造形の素晴らさ、美しさが目に入ってくる。
音いくつ、匂いを嗅ぐなどのネイチャーゲームも楽しんだ。

■写真4
セミの抜け殻調べ。クマゼミやツクツクホウシなどがたくさん見つかった。
生き物の宝庫であることを知った。
    

■写真5
スケッチするとセミの違いがよく理解できる


■写真6
ふと気がつくと、目の前をウスバキトンボが群れをなして飛んでいる。
虫採り開始。ちびっ子エネルギー全開となる。

■写真7


■写真8
今日見た、感じたことを絵に描いた。
3色しか用意できなかったが、生き生きとした絵に驚く。
子どもは大人と違って、上手く描こう、褒めてもらおうという邪心がないから、みんな素晴らしい。