木津川を観察しました

2019/10/30 レポート

■採択助成番号
2019-5412-001
 
■実施場所
木津川・上津屋橋付近(八幡市)
 
■実施期間
2019年10月27日(日曜日)9:00~14:00
 
■実施団体
高槻市立第六中学校・自然観察同好会
 
■代表者
檜山 裕美子
 
■報告タイトル
木津川を観察しました
 
■本文
 淀川を上ると八幡市で桂川、宇治川、木津川に分かれます。この3つの川は最終的に合流してひとつの川「淀川」となります。その3つの川が合流する地点は八幡市にあり、三川合流地点と呼ばれています。この三川合流地点から約6kmのところに上津屋橋(こうづやばし、通称流れ橋)があります。橋長(全長)356.5 m、幅3.3 mの木造の橋です。歩行者と自転車の専用橋となっていて、周辺住民の生活道路の一部として利用されています。
 流れ橋(ながればし)とは、固定されていない橋桁(はしげた)が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋のことで、橋脚は流失せず、残された橋脚の上に新たに桁を架けることで簡単に復旧できます。ロープなどで橋桁をつなぎとめることによって回収しやすくし、桁を新造する必要がないため、復旧コストを抑えることが可能となっています。また周囲に電柱がなく、近代的な橋とは違う様相なので、時代劇の撮影ロケ地としてよく使われています。
 先日の台風で橋桁が流れたので橋の見学と水質(気温、水温、PH,COD,NO3,NH4,PO4,電気伝導度、透視度)、ゴミ調査・回収を行いました。橋桁以上の高さまで水が流れていたのは驚きです。パックテストの数値は高くなっていました。ゴミは放っておくと淀川に流れます。ペットボトルが多く、灯油の入ったポリ缶も流れてきていました。花火のゴミもたくさんありました。この場所はサイクリングなどで訪れる人も多く、少しでもゴミを拾ってくれたらいいなと思います。
 合流地点では宇治川の水質調査も行いました。

■写真1

河川敷には茶畑が広がっています

■写真2

流れてきたゴミ
 
■写真3

花火のゴミがたくさんあります
 
■写真4

橋桁はすべて流れています
 
■写真5

橋脚には大量の草木
 
■写真6

淀川と比べ走りやすいです
 
■写真7

合流地点はサイクリングの人でいっぱいです
 
■写真8

サイクリングロードが整備されています
ページトップへ