川遊びの輪が広がるカヌー&ガサガサ魚とり

2019/07/29 レポート

■採択助成番号
2019-6111-003
 
■実施場所
相模川神川橋下流
 
■実施期間
2019年7月21日(日)晴れ
 
■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)
 
■代表者
臼井 勝之
 
■報告タイトル
川遊びの輪が広がる
カヌー&ガサガサ魚とり
 
■本文
●水ガキ復活を願って
 川で遊ぶ子どもたちのことを川ガキや水ガキと呼びますが、今や、絶滅危惧種。
ここ相模川でも滅多に出会うことができません。なんとかせねばと昔のガキ大将が乗り出し、水ガキ養成講座に取り組んでいます。
 今年は天候不順で前2回が中止になるなど、ヤレヤレのスタート。今回も開催が危ぶまれましたが、スタッフの願いが天に通じてか、子どもたちの元気な声に出会うことができました。
 
●源流域、山梨県の子どもたちも参加
 今回の催しは、私たちと共に相模川のいい川づくりに取り組んでいる「桂川・相模川流域協議会」と協働で実施しました。源流域の山梨県の子どもたち、神奈川県の相模原市・平塚市・茅ヶ崎市・寒川町の子どもたちが集まり、カヌー体験、いかだ遊び、ガサガサ魚とりを楽しみました。4回目で相模川流域全体の取り組みへと発展しました。
 普段、子どもたちは、川は危険だから遊んではいけないと言われていますが、この日ばかりは昔のガキ大将やお魚の先生、カヌーイストらのサポートがありますので、川遊びを満喫できます。あちこちで、「今日は楽しい」「面白い」というはしゃぎ声が聞こえてきて、おじさんたちは大満足。「やってよかった」の一瞬であります。
 ガサガサ魚とりでは、ゴクラクハゼ、ボウズハゼ、ヌマチチブ、スミウキゴリ、マハゼ、アシシロハゼ、ボラ、アユ、ニホンウナギ、メダカ、ヨシノボリ類稚魚、モクズガニ、テナガエビ、スジエビ、ヌマエビ、ウシガエル(オタマジャクシ)、ヒラタドロムシ、キベリマメゲンゴロウ、アメンボ、コオニヤンマ、サナエトンボ類のヤゴなどが見つかり、みんな大興奮。「次はいつやるの」とリクエストが来るほどの人気ぶりでした。
 主催者として、スタッフや指導者の確保、募集活動、カヌーやライフジャケットの準備、テントや網、バケツ、水槽の確保、保険の加入、簡易トイレの準備、安全管理体制の構築、下見の実施等、かなりのエネルギーがかかる催しですが、ちびっ子の笑顔がすべてを消してくれます。スタッフに感謝。やりがいのある一日となりました。
参加者:88人(子供35人・大人31人、講師2、スタッフ20人) 
 
■写真1

安全管理に気を使います。
川が浅く、サポートしやすい場所です。
 
■写真2

いかだ遊びも人気です。
 
■写真3

この笑顔に会いたくて!
大変だけど毎年開催してしまいます。
 
■写真4

熱中!ガサガサ魚とり。
自然とのふれあいが子どもたちを夢中にさせます。
 
■写真5

何が採れたかな。この真剣な眼差し。
種類や特徴など、講師の先生に教えてもらいます。
 
■写真6

たくさんの魚が採れました。
ページトップへ