ヤナギ再樹林化防止大作戦に参加しました

2019/05/20 レポート

■採択助成番号
2019-5412-001
 
■実施場所
淀川三島江切り下げ地(高槻市)
 
■実施期間
2019年05月18日(土曜日)12:00~16:30
 
■実施団体
高槻市立第六中学校・自然観察同好会
 
■代表者
檜山 裕美子
 
■報告タイトル
ヤナギ再樹林化防止大作戦に参加しました
 
■本文
 淀川では、平常時に水が流れる低水路の部分を拡幅して水を流せるように改修をおこなったことから、高水敷は冠水頻度が減ってしまい、完全な陸上となってしまいました。そこで、完全に陸上となった高水敷の河床を切り下げて、冠水の頻度を増やすことで、本来の高水敷の姿を取り戻すことになりました。また切り下げを行うことで、河川敷の高低差を少なくし、水陸移行帯と呼ばれる水域と陸域が交わる多様な環境を作り出し、生き物の行き来ができるようにします。このように河川形状の修復の取り組みにより、生態系の保全・再生を図る事業が行われています。 高槻市・三島江の河川敷に位置する「三島江河川敷切り下げ区域」もそのひとつです。ここでは自然環境の特性を損なわない範囲で、散策や観察など自然と触れ合う公園づくりが進められています。現在、この「三島江河川敷切り下げ区域」では外来種を中心とした雑草の繁茂や伐採したヤナギの再樹林化が、ヨシの生育など大きな問題になっています。河川レンジャー、河川事務所、樹木医の方から指導を受け、昨年度からこの活動に参加しています。今回は淀川で昨年11月に初めて実施した、伐木したヤナギの成長を抑制する「環状形成層剥皮法」の、現地での実験結果を確認しました。※「環状形成層剥皮法」とは、幹の樹皮と形成層を環状に削り取って木を立ち枯れさせる方法です。チェーンソーなどで伐採するのと異なり、安全で簡単にしかも短時間で実施できる利点もあると考えられます。しかし、思ったような結果は得られず、ヤナギの生命力の強さを感じました。活動は継続されます。作業中オオヨシキリの巣の中に卵を見つけました。ヨシが子育ての場になっています。この付近の伐採はしませんでした。卵が1個しかないのが気になります。
 
■写真1

三島江河川敷切り下げ区域
 
■写真2

作業手順を確認します
 
■写真3
左:Before
右:After
 
■写真4

樹木医の方から説明を聞きます
 
■写真5

同じように成長しているように見えます
 
■写真6

入口の表示版です
 
■写真7

オオヨシキリの巣