熱中!カエル池かい掘り ちびっ子大元気

2018/09/13 レポート

■採択助成番号
2018-6111-013
 
■実施場所
馬入水辺の楽校
 
■実施期間
2018年9月8日(土)
 
■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)
 
■代表者
理事長 臼井 勝之
 
■報告タイトル
熱中!カエル池かい掘り ちびっ子大元気
 
■本文
*外来種がいっぱい
 カエル池は人工的に造ったビオトープです。ルールは「生き物を人為的に持ち込まない」。自然にやって来る生き物たちの住処としています。
 しかしながら、生き物を放す人が後を絶ちません。悩みはウシガエルやアメリカザリガニなどの外来種。なんでも食べてしまうので、トンボのヤゴなどの水生昆虫類が増えません。そこで、今回のかい堀となりました。開校以来3度目のエコアップです。水質浄化も狙って、繁茂しているヒメガマも抜き取ります。
 以前と違い、カミツキガメなどの危険な生き物がいるかもしれません。瓶や空き缶などの異物が投げ込まれているかもしれません。事前点検すると共に、用心して作業するよう、みんなに伝えました。
 そうそう、今回の催し、公民館と連携して行いました。TVの「池の水全部抜こうの」影響もあってか、多くの市民が集まりました。みんな外来種のこともよく知っています。
 
*泥まみれでも楽しい
 水抜きは時間がかかりますので、スタッフは朝7時から作業を始めました。
一見すると良い環境に見えますが、ウシガエルのおたまじゃくしが所狭しと泳いでいます。夕方の観察でウシガエル3頭の鳴き声が聞こえましたので、どこかに潜んでいるはずです。 
 先ずは生き物の捕獲から。全員が初体験ですので、どこか、へっぴり腰。
おっかなびっくりで池に入りましたが、網を入れると、小魚やおたまじゃくし、アメリカザリガニなどがいっぱい入りますので、5分も経たないうちにお大騒ぎ。ちびっ子エネルギー全開のかい堀となりました。
 「飽きたら休んで」というと、「全然飽きない」と元気な声。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも大張り切りで、家族総出のかい堀となりました。
 捕獲された外来種は、ウシガエル(11)、ウシガエルのおたまじゃくし(多数)、アメリカザリガニ(多数)、ブルーギル(2)、ライギョ(2)。在来種は、フナ、モツゴ、ハイイロゲンゴロウ、ヒメタニシ、ギンヤンマやシオカラトンボのヤゴなど。ブルーギルは初記録。誰かが持ち込んだようです。
 この日は、暑さで干上がったトンボ池の水入れも行いました。
「生き物の王国づくり」がまた一歩、前に進みました。みんな応援、ありがとう。
※参加者:52人(子供24、大人22、スタッフ6)
 
■写真1

一見すると良好な環境のようですが、水の中にはウシガエルやアメリカザリガニがいっぱい。なんとかせねばと開校以来3度目のかい堀となりました。
 
■写真2

水抜き開始。どのくらいで抜けるかよくわかりませんので、朝7時から抜き始めました。
 
■写真3

かい堀は全員初体験。おっかなびっくり池に入りました。
 
■写真4

網を入れるといろんな生き物が捕まります。熱中魚獲りの始まりです。
 
■写真5

用意したケースがアメリカザリガニやおたまじゃくしでいっぱいになりました。
 
■写真6

親子で力を合わせて。会話が弾みます。
 
■写真7

ライギョを捕獲。噛まれないよう気をつけます。
 
■写真8

どろんこも気になりません。ウシガエルが11匹も捕まりました。
 
■写真9

水質浄化を狙ってヒメガマも抜きました。
 
■写真10

ちびっこ元気です。この笑顔がたまりません。
「今日は楽しい」という声が溢れました。 
 
■写真11

エコアップ完了。
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