大人になっても忘れない

■助成番号
2022-6111-010

■活動種別
その他
 
■実施場所
山梨県上野原市

■実施期間
7月16日(土)~17日(日)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■告知タイトル
大人になっても忘れない

■本文
桂川・相模川上下流交流会が7月16~17日、山梨県上野原市鶴川で開催されました。初日は湘南いきもの楽校の会員が参加し、ゆずりはら青少年自然の里でキャンプ体験。翌日は相模原市などの親子連れが加わり、近隣の八重山で伐採体験を楽しみました。
初日は雨に見舞われましたが、気にする人は一人もいません。熱中、生きもの探しとなりました。とにかく水が綺麗で感動。上流に集落がないためかゴミが一つもありません。空き缶やプラスチック容器が一つも落ちていない。驚きであります。水中メガネでのぞくと別世界が広がっていました。馬入川もこんな綺麗な川になったらと心底思いました。
キャンプでは火起こし体験に熱中しました。薪に火をつけ、飯盒でご飯を炊きました。お父さん、お母さんの活躍で絶品のカレーライスが出来上がりました。キャンプファイアーは雨のためできませんでしたが、ライトトラップを楽しみました。いろんな虫がいっぱいやってきて、ちびっ子大興奮のひと時となりました。
朝は5時起床でしたが、ヒグラシの鳴き声に起こされ、寝過ごす人は一人もいませんでした。顔を洗い、早朝バードウォッチングを楽しみました。
朝ごはんを食べ、お昼のおにぎりを握り、八重山に向かいました。山登りを楽しんだ後、伐採体験。北都留森林組合の皆さんに、受け口、追い口を切って倒す、正しい伐採のやり方を学びました。とても上手く切れたため、ロープで引かなくても、自然と倒れました。ズシンという音とともに、ちびっ子たちのオオッという驚きの声が響きました。
初めてのキャンプ体験で戸惑うことも多々ありましたが、源流域の自然を堪能できたこと、みんなと仲良くなれたことが何よりの喜びであります。

*参加者の声
■今回、楽しかったことが二つあります。
一つ目は、川遊び。小雨でしたが、平塚とは違った印象で自然きれいでした。
二つ目は、林業体験。ハイキングで疲れましたが、景色がきれいで、山に生息する生きものなどがよくわかりました。
また、山梨に行ってみたいです。次回は、キャンプ場のところにいる虫も教えてほしいです。

■雨降りの中でのキャンプがどうなるのかと不安でしたが、子供たちは雨など関係なく、外で遊び、生きものや植物に触れ、とても生き生きと過ごしていました。
おなじみの相模川とは全く違う清流でした。いきもの観察をする様子、火おこし体験をする子供たちの真剣さ、雨がひどくなっても夢中でライトトラップの虫たちを観察する様子、ハイキングのあとの林業体験は大人の私でもクタクタだったにもかかわらず、一人づつ、のこぎりで木を倒した後、我先にと皮を剥ぐ子供たちを見て、こんなにも子供たちは楽しいことに夢中になれるのかと驚かされました。とても盛りだくさんの内容で、家族だけではできない体験ばかりでした。
みんなで作るごはんはとても美味しくて幸せでした。ありがとうございました。

・主催:NPO法人暮らし・つながる森里川海、桂川・相模川流域協議会
参加者(NPO法人暮らし・つながる森里川海)子ども10人、大人13人、スタッフ2、講師1=26人


■写真1

とにかく水が綺麗、ゴミがない。
カジカガエルやモリアオガエルが鳴き、ミヤマカワトンボが飛び、小魚が跳ね、
水生昆虫がゾロゾロ。もう最高なのであります!
講師の三森典彰先生に水生昆虫のことなど、いろんなこと教わりました。


■写真2

網を振るっているとヤマメが入りました。
その美しさに魅了されました。
もちろんリリース。


■写真3

パッドの中は水生昆虫のオンパレード。
見飽きないのであります。


■写真4

夕飯はカレーライス。火起こし体験で薪に火をつけ、飯盒でご飯を炊きました。これが美味いんだな!


■写真5

食後はライトトラップで昆虫観察。
雨のため、外で出来なかったのが残念でしたが、
驚くほどの虫たちと出会うことができました。ヘビトンボも捕まりました。噛まれると痛いので注意が必要です。


■写真6

北都留森林組合の皆さんに伐採方法を教えてもらいました。
受け口、追い口を、代わりばんこに鋸で切りました。上手に切れたので、ロープで引くことなく自然と倒れました。
ズシンと地響きを立て倒れました。
ちびっ子たちのオオッという歓声が森に響きました。


■写真7

みんなで、皮を剥ぎました。ひんやりとして気持ちが良いのであります。


■写真8

大人になっても忘れない。
いろんな体験がいっぱいできました。
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