森と海はつながる 楽しいぞ!ビーチコーミング

■助成番号
2022-6111-010

■活動種別
その他

■実施場所
平塚海岸

■実施期間
7月9日(土)

■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者
臼井 勝之

■告知タイトル
森と海はつながる
楽しいぞ!ビーチコーミング

■本文
ビーチコーミングは毎回が発見の連続です。今回の一押しはスナホリガニ。泳ぐ姿がゲンゴロウのように見えましたので、初めはゲンゴロウの仲間かと思いましたが、調べてみるとスナホリガニでした。初めて見ました。次いではツメタガイの卵塊。大型の巻貝で、歯舌(しぜつ)と呼ばれる歯を使って、他の貝の殻頂部に丸い穴を開け、中の身を食べます。産卵の時に卵を砂と混ぜ、「砂茶碗」と呼ばれる構築物を作りますが、それが見つかりました。もう一つの発見はナミノコガイ。波に乗って汀線を移動して、生活しています。食べられるそうです。波が引くとその存在に気が付きます。この日はハシボソミズナギドリやオオミズナギドリの骨も見つかりました。ビーチコーミングは陸からのモノ、海からのモノ、捨てられたモノなど、いろんなものが見つかります。
次回の開催予定は10月8日(土)です。近々、HPのお知らせにアップします。ぜひご参加ください。
※この日、渚の宝物探しに熱中した皆さん子ども7、大人9、スタッフ3=19人

確認種(同定:深澤 博さん:当法人理事) 2022. 7. 9(土) 9:30~12:00

(貝類・巻貝のなかま)・クリフレイシ・ツメタガイの卵塊(砂茶碗)・シマメノウフネガイ(外来種)・バテイラ(別名:しったか)・キサゴ・ダンベイキサゴ(別名:ながらみ)・ヒメタニシ・スクミリンゴガイ(外来種:ジャンボタニシ)

(貝類・二枚貝のなかま)・ワスレガイ・バカガイ〈別名:あおやぎ〉・サルボウ・チョウセンハマグリ・クチベニガイ・カバザクラ・イワガキ ・マガキ・チリボタン・ムラサキイガイ(外来種) ・ナミノコガイ・コタマガイ

(甲殻類) ・モクズガニ ・オオアカフジツボ・クロフジツボ・ハマスナホリガニ・キンセンガニ ・スナガニ類の穴 ・ハマトビムシ類(軟体類) ・コウイカの甲

(海綿類)・カイメンの仲間

(魚 類) ・クロダイ(頭骨)・クサフグ・ユメカサゴ属の一種・他の魚 類の骨(脊椎など)

(爬虫類) ・アカウミガメ(胸骨〈前骨板〉)・アオウミガメ(縁骨板)・ウミガメ類の指の骨(大きさからみてアオウミガメ若齢個体と思われる)

(鳥 類) ・ハシボソミズナギドリ(胸骨)・オオミズナギドリ(早朝に頭骨)・ウミネコ・トビ ・ドバト ・鳥類の尾骨

(陸上の植物の実や種)・オニグルミ ・ヒメグルミ ・クロマツ

■写真1

楽しいぞ!渚の宝物探し


■写真2

スナホリガニ。前が頭部。進むときはお尻から。


■写真3

ツメタガイの卵塊


■写真4

ナミノコガイ。波打ち際を漂いながら暮らしている。


■写真5

ハシボソミズナギドリの胸骨


■写真6

ウミガメの骨


■写真7

ハマゴウの花が美しい。草ではなく、木。湘南海岸一帯では数を減らしているが、平塚海岸ではまだ元気だ!
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