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レポート
掲載日:2025.12.26
日程 :令和7年11月24日(月) 10:00~17:00
会場名 :筑後川防災施設くるめウス
所在地 :福岡県久留米市
講師 :(ファシリテーター) 鍋田康成、堤智美、國武のぶ子、倉吉孝道、吉竹千保、酒井奈美
(補助エデュケーター) 高木朋子、丸山修、西村佳代
講習会の様子
筑後川中流域・久留米市で行うエデュケーター講習会は今回で通算13回目となり、今回新たに5名を認定し、これまでの久留米での認定者は通算136名となりました。
今回は新規受講者が、佐賀県から2名、宮崎県から2名、福岡市から1名の計5名の方および、フォローアップ3名の、計8名が受講されました。受講された皆さんは、水に関わる団体や施設の活動を行う中で子どもたちにどう伝えるか、の問題意識をもって意欲的に取り組まれました。講師陣とともにこの日1日かけて身近な水について体験しながら楽しく学び合いました。
講師が実施したアクティビティは以下の4つです。
1.雨降って地固まる:自己紹介を兼ねて、水に関することわざを絵にかいて、お互いに当て合いしました。
2.青い惑星:地球儀ボールを投げ合うことによって地球上の海と陸の割合を簡単に知る方法を学びました。
3.水リンピック:コップに水を満たしてクリップをいくつ浮かべられるかの競争を行い表面張力を体験しました。
4.驚異の旅:サイコロを投げて自分が水の分子になって動き回ることで、水の循環を体感しました。




昼食をはさんで午後からのピア・ティーチングでは、受講者と講師陣が3チームに分かれてお互いに講師役となってアクティビティを実践し、その結果を評価し合いました。実施したアクティビティは次の3つです。
5. 塵も積もれば:川沿いの町の開発計画を描いて、そこから出るゴミや汚染物質の行く末について話し合いました。
6.ブルービーズ:人で川の流れをつくり、季節の移り変わりによって水の流れが変化することを自分の体で体験しました。
7.8人が1人のために1人がみんなのために:8人が協同して、水を入れたバケツを目的地まで障害を乗り越えて安全に届けます。災害時の共同と一人一人の役割分担の必要を学びました。






最後に修了書を持った新・エデュケーター5名(前列)とフォローアップ受講者、講師陣による記念撮影です。

今回は、受講者、フォローアップ参加者、で2チーム、講師陣で1チームの計3チームで実施しました。最初の自己紹介の時間を「雨降って地固まる」を活用してできるだけ多くとってお互いの理解が深まるようにしました。今回は、アクティビティの時間に余裕がとれて、ピア・ティーチングで考える時間や振り返りの時間が多く取れたうえに、参加者間の交流を深めることができました。
受講者からは、
1.いろんなアクティビティを体験できて楽しかった。
2.自分たちで実戦形式でできたのが良かった。
3.体験を通して学びがあったことはたいへん参考になった。
4.環境学習への活用に取り入れていきたい。
・・・等の感想をいただきました。