森と海はつながる 楽しいぞ!ビーチコーミング

■助成番号
2025-6111-023

■実施場所

  神奈川県平塚市 平塚海岸

■実施期間

 2025年4月12日

■実施団体

 NPO法人暮らし・つながる森里川海(愛称:湘南いきもの楽校)

■代表者

臼井 勝之

■報告タイトル
 森と海はつながる 楽しいぞ!ビーチコーミング

■本文

平塚海岸で渚の宝物探しに熱中しました。相模川と花水川の二つの河川が流入しているため、陸のもの、海のものが打ち上げられます。海岸線の侵食問題も伝える良い機会となっています。
この日はカバザクラやベッコウガサなどの貝類や甲殻類、魚類など55種の漂着物が見つかりました。ヒットはフグの仲間のシマウミスズメ、トゲトゲがみんなの注目を集めました。ハマダイコンが美しく咲き、コウボウムギの雄花と雌花が力強く目に迫ってきます。ユリカモメなど8種の野鳥にも出会えました。この素晴らしい浜辺をいつまで残したい、自然を感じる心を育みたい、そう感じる1日となりました。

*4月12日:宝物探しに熱中した仲間たち:大人8、子供7、スタッフ3=18人

(写真1)広がる渚が気持ち良い。左のテトラポッドは侵食防止のため。
海岸線の侵食は、昭和30年代の過剰な砂利採集の後遺症、ダム湖により砂が下流域に流れてこないことや海岸域の構造物建設などによるものと言われています。1954年を基準に50m以上も汀線が後退しています。ウミガメも産卵できなくなっています。

(写真2)たくさんの貝類やビーチグラスなどが見つかります。

(写真3)フグの仲間シマウミスズメを発見しました。かっこいい!

(写真5)種類をメモしスケッチします。この姿勢が大切です。

(写真5)湘南海岸一帯で海浜植物群落が残っているのは当地と辻堂海岸ぐらい。
写真はコウボウムギの雌花。 生きるエネルギーを感じさせます。

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