闇の中の玉手箱 楽しいぞ!ナイトウオーク
■採択助成番号
2024-6111-017
■実施場所
神奈川県平塚市 馬入水辺の楽校
■実施期間
2024年9月8日
■実施団体
NPO法人暮らし・つながる森里川海(愛称:湘南いきもの楽校)
■代表者
臼井 勝之
■報告タイトル
闇の中の玉手箱 楽しいぞ!ナイトウオーク
■本文
闇の中の玉手箱。ライトを片手に木の幹や葉の裏、枝の先を注意深く見ると、摩訶不思議な生きものたちが顔を出します。「お初にお目にかかります」の連続で、生きもの探しの沼にハマります。詳しい人がいない場合は図鑑と首っぴきになります。後で調べるためにデジカメが欠かせません。上手く写すためにはストロボなど、ライティング技術の向上が必要です。訓練あるのみです。生きものたちの行動にも注目です。ねぐら入りするツバメの群れやオニグモが網を張る様子、眠るトンボなど、生きものたちの生きる力に目を見張ります。この日はバッドデイテクターでアブラコウモリの鳴き声を聞きました。超音波がビッ、ビッ、ビッと人の耳に聞こえる音に変換されます。みんな夢中、大人になっても忘れない、記憶に残る1日となりました。
ところで、猛暑や台風による大雨、南海トラフの地震警報などにより、催しが軒並み中止になっています。かつてない出来事です。今後、7月下旬から9月中旬までは炎天下の催しを中止にせざるを得ないと考えています。
*9月8日ナイトウオーク
参加者:大人21、子供22、講師1、スタッフ3=47人
■写真1
ライトトラップにたくさんの昆虫が集まる。今回は野外用の蚊帳を使用した。
布と違って昆虫のダメージが少ない。
■写真2 ウシカメムシ(撮影:M・Iさん)
*T・Iくん
ナイトウォークで、母さんがジンガサハムシとウシカメムシを見つけました。ウシカメムシは2本のツノがあってかっこよかったです。ジンガサハムシはずっと実物をみたかった虫です。甲羅が透明で、背中が金色、とてもかっこよかったです。ライトトラップの準備を手伝いました。荷物を運ぶのを手伝ったり、セッティングしたりして楽しかったです。
*写真:M・Iさん
■写真3 ジンガサハムシ(撮影:M・Iさん)
■写真4
外来種チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫。最近湘南地域で数が増えています。
(撮影:M・Iさん)
*M・Iさん
時間が足りないくらい夢中になって虫を探しました。ウシカメムシ、ザトウムシ、シロスジアオヨトウを見つけられて満足していたら、なんとジンガサハムシを見つけてくれた子がいて、私自身みてみたかった虫だったので一気にテンションが上がりました!夜のカメラ撮影はライティングが難しくもっと勉強したいと思いました。
■写真5 ハマガニ。大きなカニです。最近数を減らしています(撮影:K・Hくん)
■写真6
パツンパツンに体が張っているトビイロスズメ(撮影:K・Hくん)