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掲載日:2024.08.06

【レポート】7/21 プロジェクトWET エデュケーター講習会 in たきかわ

会場名  :滝川地区地域防災施設(川の科学館)

所在地  :北海道滝川市西滝川1番地

講師  :森井智江


高校生及び高校教諭を対象に実施しました。

1 アイスブレイク

 同じ学校でもクラスが違う生徒で班構成されているため「青い惑星」で声掛けを行いながら協力したり話し合ったりする雰囲気づくりを行った。

2 アクティビティ「life Box」「ジョンスノー博士とコレラマップ」「正しい水分補給」「驚異の旅」

 「Life Box」では、土と水、空気と光はすぐに気づいたが、温度に気づくか同化が話題になった。ジョンスノー博士とコレラマップ」では、水の特性について深く考えることができた。「正しい水分補給」についても、活動していない時や睡眠中は水分の出入りが無いと考える生徒がおり、真剣に反論する生徒と指摘されて気が付く生徒の反応が周りの者から見ればふざけているかのように見えていたが、大まじめだったことが分かり意表を突く反応に一喜一憂し場の空気が和んだ。「驚異の旅」は自然界の水の三態を分かりやすく体験できるアクティビティであることを伝え実施した。「どこからスタートすると良いでしょう?」の質問では、植物や海は行き場が少ないことに気づいた学生がいた。実際に行ってみると、サイコロで行き場を決めるというのは気体・液体・固体の姿を決めることであり、遊びながら水の循環に気づくことが出来るので、うまくできているという感想が出た。「水は自分の意志で行き場を決められるでしょうか?」という問いに天候や気温などが要因となるが太陽エネルギーの影響が大きいことにも気づいていた。今まで知らなかったことを深く知るきっかけになり勉強になったという感想が多数あった。

3 ピアティーチング

 「水リンピック」「正しい水分補給」「海の生物圏」の3つを行った。「水リンピック」では、1円玉に落とした水滴が予想以上に盛り上がるのを見て表面張力の大きさに驚いていた。「正しい水分補給」では、アクティビティで行った続きを目標とするカロリーと水分量を決めて正しい水分補給の仕方をそれぞれが考えた。「海の生物圏」では、知っている生物がどのくらいの深さに生息しているかを推理した。勘による当てずっぽうや偶然に頼ることなく理由や根拠をしっかり考えて取り組んでいるところがとても良かった。

4 講習会を終えて  

概要説明パワーポイント中のアクティビティを行うことでプロジェクトWETについての説明が容易になった。ボリュームあるテキストなので、読む時間を十分に取ってからピアティーチングにつなげるようにした。また、班ごとに活動するので話し合いの時間も十分に確保する必要があると感じた。今回も意欲的な参加者が多く、次の活動へつなげたり、追求活動に生かそうと考える生徒もおり今後ボランティアとして来館者に指導したり普及活動に協力してくれることに期待が持てると感じた。

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