野山の虫と友達になる。完成!昆虫ホテル

■採択助成番号

 2023-6111-009

■実施場所

  神奈川県平塚市

■実施期間

 2023年11月23日(木)

■実施団体

 NPO法人暮らし・つながる森里川海(愛称:湘南いきもの楽校)

■代表者

臼井 勝之

■報告タイトル

 野山の虫と友達になる。完成!昆虫ホテル

■本文

11月23日(快晴)虫たちが冬を越せるようにと「昆虫ホテル」を作りました。材料は使い終わった木製のパレットやブロックなど。隙間に藁や竹などを詰め込みました。雨に濡れないよう屋根もつけました。さて、どんな生き物が棲みつくか期待大であります。春には昆虫調べをやる予定です。
*この日、ホテルづくりに力を発揮した仲間たち。

子ども7、大人11人=28人

🔸参加者の感想
*AK君
昆虫ホテルが完成したあとにカマキリがやってきたのが楽しかった。カマキリをさわれてうれしかった。クギを打つのが楽しかった。竹の筒に細い竹をつめていくのが楽しかった。

*AK君のお母さん
子どもがトンカチを使ってクギを打つ作業をハラハラしながら見ていましたが、真剣な眼差しで丁寧にクギを打っていく様子に感心しました。親が思ってる以上に子どもっていろいろできるんだということと、親が黙って見守ることも大事だなと感じました。

*AK君のお父さん

昆虫ホテルを作ることで、生態系に豊かさをもたらす素晴らしい取り組みだと感じました。
特に竹を利用した「ホテルの部屋」は、持続可能性を考慮された地域の生態系を保護する一環として素晴らしいアイデアです。昆虫たちの寝泊まりする姿を想像し作られた「ホテル」が、子どもたちにとって貴重な自然体験となり、学びの機会となった体験でした。

*KH君
竹をノコギリやナタで切るのが大変だったけど、最後まで諦めずに切り出しました。
途中でオオカマキリ、ハラビロカマキリ、カメノコテントウ、キイロテントウ、ナミテントウ、カメムシなどを観察したり、カメラでの撮影に集中してしまいました。来年どんな虫たちが僕たちの作った昆虫ホテルに入ってくれているのか、見るのが楽しみです。

* KH君のお母さん
秋とは思えない暑さのなか、大人も子供も汗をかきながら昆虫ホテルの建設に夢中になりました。竹を切り出すのは初めてで、ノコギリやナタの使い方を教わったら、切ることが楽しくなってしまいました。切っていたら越冬準備中?のコガシラコバネナガカメムシ?(カメムシの仲間)が竹の中から出てきたり、ハラビロカマキリの産卵が始まったりと観察にも大忙しでしたが、みんなで作った昆虫ホテル、なかなか可愛く仕上がりました。これから冬を迎える多くの虫たちが利用してくれることを願いつつ、来年どんな虫たちのすみかになっていたのか観察するのが今からとても楽しみです。

(写真1)子どもたちはノコギリやトンカチを使うのが大好きです。
大人も大熱中!心のつながるホテルづくりになりました。
(写真2)廃パレットやブロックを使い、土台を作りました。
隙間に切った竹や藁などを差し込みました。
(写真3)雨を防ぐために屋根をつけました。
(写真4)「大切にしてね」と思いを込めて看板を設置しました。
(写真5)これは冬越しボックス。野鳥の巣箱ではありません。屋根を開けると中が覗けます。
写真6)春に作ったワラジボードを設置しました。板の下にいろんな生き物が棲みつきます。
写真7)そんなこんなで、ホテルづくりを楽しんでいたら、オオカマキリがお目見え。
カメノコテントウやキイロテントウ、ナミテントウも現れ、面白、楽しの1日となりました。
写真8)完成!昆虫ホテル。どんなお客様がやってくるか、楽しみであります。
来春に昆虫調査を実施する予定です。
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