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レポート
掲載日:2023.09.27
2023/9/27
日程 令和5年8月22日(火)13:00~ 23日(水)12:00
会場 国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所
講師 米田 和外 ・ 瀬戸 寿和
(1)参加者募集と結果
今回の講習会では、一般2名、職員19名 合計21名の方からご応募戴きました。1班につき5名程で、4班に分かれてのピア・ティーチングとなり、人数的には程よい纏まり感がありました。 四国技術事務所では開催に当たって、今回の研修を強くバックアップして戴いた【梶田事務所長】から挨拶を戴きました。
(2)研修目的と目指す効果
環境教育・出前講座・地元説明等にて利用可能な各種スキルを身につけることを目的とました。 もう一つの目的として、行政官に求められるプレゼン技術や地元周知の技術向上と一般参加者とのピアティチングによる意見交換による行政官意識と一般の方意識の摺り合わせ体験も少し期待しました。
(3)コロナ対策について
コロナ対策については、5類感染症へ移行したことにより、マスク着用は個人の判断とましたが、アルコール消毒や検温は前回と同様に実施しました。
(4)使用したアクティビティ
アイスブレイク「青い地球」で受講者の緊張を少しずつ解き、続いて「水の住所」(応用的利用→班分け実施)、「大海の一滴」、「驚異の旅」、「塵も積もれば」のよく使う事例(小学生への体験でよく使用)+「水のジレンマ」を体験して頂きました。
ピア・ティーチングでは、「ジョン・スノウ博士とコレラマップ」、「水差しを回そう」・「アクアボディ」・「限界ギリギリ」を班毎に発表し、独班工夫の高いアクティビティとなりました。
①「青い惑星」「水の住所」 | ②「大海の一滴」 |
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アイスブレイク・自己紹介・班分け | 地球にある水の中で人間に利用可能な水の量は何%? |
③「驚異の旅」 | ④「塵も積もれば」 |
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水の大循環をサイコロで体験 | 開発と水質汚染の話、点汚染と面汚染の比較、川は汚染を下流に流し最後に海に流れる、小学校では「ゴミ」で説明) |
(5)ピア・ティーチングでの様子
各班毎に打合せや準備、テストプレイを実施しました
A班:
「ジョン・スノウ博士とコレラマップ」
ヒントを元にコレラの発生源を推理
B班:
「限界ギリギリ」
水質汚染水を体で表現したアクティビティは盛り上がりました!
C班:
「アクアボディ」
体内の水分量を考えました
D班:
「水差しを回そう」
配分量を考えて水がどこまで行き渡るかを体験
(6)受講生のアンケート結果
今回使用したアクティビティの中では、「ちりも積もれば」が人気が高かった。水質汚染だけで無くゴミとか他のキーワードでも応用可能なところが評価されたと思われる。
受講生感想 : 抜粋
・伝えたいことを説明する難しさや、場にいる人をうまく巻き込む方法など、他の参加者の話し方など を見ることが出来て勉強になった。
・研修全体をとおして、実際に教わる側にまわることで、ただ説明を聞くだけでなく身体を動かすことでその後の説明が頭に入りやすくなること、近くの人と相談する際も話しやすくなることが実感できた。
・教科書にならった解答通りにやらなくていい。アクティビティは自分が伝えたい事を伝えるための方法だという事を教えてもらえた。
・自分の班で環境教育の指導について考えるだけで無く、他の班の指導を受けることで、大変勉強になった。特に、子どもたちに分かりやすく伝えることが難しかったため、それについて班で議論し、いろいろな意見がきけてよかった。
講師感想 :(米田)
・H29から2年毎に4回目の「プロジェクトWET講習会in四国技術事務所」でした。今回は、前回コロナ中での対応で「バタバタ」だったので、「ぼちぼち」実施しました。募集すると思ったより参加希望が多く、最終的に21名と多数の方の参加戴き、皆さん楽しそうな良い感じの講習会となりました。
・今後も出来る限り実施していきます。また、「出前講習会」や「資材貸出」も可能ですので相談ください。 米田メール maida-k8810@mlit.go.jp