暮らしの近くのワンダフルワールド 楽しいぞ!ナイトウオーク
■助成番号
2023-6111-009
■活動種別
その他
■実施場所
馬入水辺の楽校
■実施期間
8月19日(土)
■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)
■代表者
臼井 勝之
■報告タイトル
暮らしの近くのワンダフルワールド 楽しいぞ!ナイトウオーク
■本文
あたりが少し暗くなるとツバメの群れが頭上を通り過ぎる。塒入りが始まった。結構な数だ。川沿いのアシハラで集団で寝る。薄暗くなるとアブラコウモリが頭上を舞う。バッドデイテクターを向けるとコウモリの出す超音波が変換され聞こえてくる。ビッビッビッと騒がしい。その瞬間コウモリの世界が身近な存在に変わる。ゴイサギの声が夜空に響く。マツムシ、スズムシ、エンマコオロギ、カンタンなど、鳴く虫の大合唱が始まる。オニグモの巣作りの様子を見たり、光に集まる昆虫たちと戯れたり、あっという間の2時間半。夜は野生の世界で覆われる。
*8月19日:ナイトウオークを満喫した仲間たち
大人28人、子供25人、講師1、スタッフ4人=58人
🔹参加者の感想
🩷 HO君
オニグルミのじゅえきにクロベンケイガニがいておどろいた。はじめてオオミズアオにあえてうれしかった。ガなのにきれいないろでびっくりした。ライトトラップではクワコ♂がきておどろいた。クワコはかいこのげんしゅだとみつもりさんにおしえてもらった。ゆびにのせてとてもかわいかった。
🩷 HO君のお父さん
蜘蛛の巣やコウモリなどそれほど珍しくない生物も知識を持って観察するといくらでも楽しむことができると知りました。
🩷 H0君のお母さん
じつは前日の夕方も馬入公園で生き物探しをしていたのですが、講師の三森さんや臼井さんに色々と解説して頂きながら歩くと全く違うものが目に入ってきて、興味深いナイトウォークでした。トンボが眠りにつくところやくずの葉も眠りモードになることなど驚きでした。
🩷 TI君 ナイトウォークでは、かっこいいオオミズアオに出会えました。近づいて写真を撮ったけどうまく撮れなくて、何度も何度も挑戦しました。みんなに写真の撮り方を教えてもらって、最後にとってもかっこよくオオミズアオの顔が撮れて嬉しかったです。
🩷 TI君のお母さん あっという間の2時間半でした。大人も子どもも夢中になって観察、撮影しました。中でも、オオミズアオに出会えたこと、カラスウリの花の綺麗さ、そしてオニグモの巣作りの様子はずーっと見ていられました。三森講師の説明があると見方も変わるので、とても楽しい時間が過ごせました。
🩷 T I君の感想 まず最初に、ライトトラップの張り方を三森講師に教えてもらいました。次に、色んな生き物を探しに探検に行きました。その後、ライトトラップで色んな生き物を見ました。 探検の途中でオオミズアオが木にいて、びっくり!初めて見ました。羽の全体が水色でかっこよかったので、たくさん写真を撮りました。最後にライトトラップの片付けをしました。1番面白かったことは、コウモリの声を聞けたことです。コウモリが超音波を出していて、鳴き声が聞けたことです。今回初めて知ったことは、カラスウリの花は、一日しか、しかも夜にしか咲かないことです。そして、花の周りに糸みたいな白い線があって、面白いと思いました。家に帰って調べてみたら、この糸は、夜に活動する虫を惹きつけるためだそうです。次回のナイトウォークでやりたいことは、ヒラタクワガタを見たいので、トラップをしかけたいです。ヒラタクワガタのフェロモンを周りに巻いておいたら来るかな!?
🩷 HI君(弟) コウモリは体の影しか見えなかったけど、鳥みたいで、こんな鳴き声なんだな、とびっくりした。そして、カナブンにたくさん触れてうれしかった。1番は、生まれて初めて夜の王様オオミズアオが見れて、ものすごく大きかったし、すごくうれしかった!夜の虫もこんなにいっぱい種類がいるんだとびっくりした。さいごにライトのところに手を当てたら、虫が来て、手のマッサージみたいだなと思った。また行きたいです!
🩷 お二人のお父さん今回は息子二人と参加しました。性格の違う二人がそれぞれの居場所に収まって普段とは違う夜を楽しんでいました。私にとって今回もっとも印象深かった出来事は、バットディテクターでコウモリの声を聴いたことです。コウモリが超音波を出すことは一般常識的に知ってはいたものの、どんな声を出しているのか考えたこともなく、耳からウロコの体験でした。また、オニグルミの葉が 奇数枚の小さな葉からなる大きな塊である(そのような葉の生え方をする植物がある)ことも初めて知りました。いつも楽校を整備し、子供たちをおおらかに包んでくださる臼井さんはじめ水辺の楽校スタッフの皆様、大人にも楽しめる授業をしてくださる三森先生、どうも有り難うございます!




あっという間の2時間半。
もう終わりますと声をかけると、「まだ早い」「もっといたい」と大ブーイングとなった。