ブラボー!2023.桂川・相模川上下流交流会
■助成番号
2023-6111-009
■活動種別
その他
■実施場所
山梨県上野原市、都留市
■実施期間
8月5日(土)、8月6日(日)
■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)
■代表者
臼井 勝之
■報告タイトル
ブラボー!2023.桂川・相模川上下流交流会
■本文
今年の「桂川・相模川上下流交流会」は雨の間隙を縫っての開催となりましたが、「雨にもマケズ」。山梨の森や清流、生き物たちとの出会を満喫しました。活動がみんなの輪を深めました。大きな家族が生まれました。
🔸清流と遊ぶ
水が澄んでいてヤマメが群れをなしていました。それだけで大感激。みんな自然児になりました。雷雲が通り過ぎた後の夕飯づくりではちびっ子が大活躍。とても美味しいカレーライスが出来上がりました。かまどや羽釜を持ち込み、料理しました。大人数の料理を作るのに頭を悩ませましたが、それが楽しかったと好評でした。
ゴミは持ち帰りました。川を汚したくなかったので汚れはテイッシュで拭き取り、石鹸洗剤で洗いました。親御さんと離れたテント泊は子供たちを成長させました。「みんなと寝れた。楽しかった」と自慢げに語っていました。
🔸水道水の飲み比べ
平塚市の水道水とキャンプ場の水道水を目隠しチェックしました。全員がキャンプ場の水道水を言い当てました。甘いとの評価。「水を綺麗にせねば」と最高の環境学習となりました。
🔸ライトトラップ
ライトトラップとベートトラップを設置しました。多くの昆虫が集まりました。生物多様性を実感しました。
🔸皮剥き間伐体験
杉や檜を美林に育てるためには枝打ちや間伐が欠かせません。幹の皮を剥ぐと養分が根っこに届きませんので、やがて枯れます。枯れると重量が三分の一くらいに減りますので、作業が大幅に軽減されます。力のない女性や子供たちも間伐に力を貸すことができます。森と海は繋がっていることを知りました。
🔸開催日
8月5日:山梨県上野原市 平野田休養村キャンプ場。
参加者:大人11、子供7=18人
8月6日:山梨県都留市月待ちの湯周辺の森林。
参加者:大人35、子供17=52人
山梨、相模原市のファミリーと合流
□ 参加者の感想
🛜 M君
キャンプでは初めて川遊びをしました。川の流れが強くて溺れそうで怖かったけど、川がきれいで透明だったから、だんだん楽しくなりました。最後は岩の上からジャンプもできました。
ご飯を炊く作業では、火を強くするためにうちわでたくさん仰ぎました。煙で目が痛いし、腕は疲れたけど、すごく楽しかったです。お魚は焦げた匂いがしたけど、美味しかったです。
カレーのお野菜もみんなで包丁で切れて楽しかったです。
間伐体験は、木が枝に引っかかって、なかなか倒れなくて大変でした。皮を剥ぐと木が枯れてしまうなんて知りませんでした。また来年もキャンプに行きたいです。
🛜 M君のお父さん
初めてのキャンブ体験でした。あるものでなんとかする、楽しむという考え方や、どのような生き物が見つかるかは実際に行ってみないとわからないというように、プラン化された旅行とは全く異なるスリリングな体験ができました。我が家の子供はまだ小さいですが、こういった経験を重ねて、たくましく成長したお兄さん達を見て少しでも成長していってくれたらと思います。
また、個人的には一瞬でしたが夜にきれいな星空が見れたことは良かったです。今回のキャンプでは空も狭く天気も十分ではなかったと思いますので、是非、星空探索についてはリベンジしたいです。
🛜 M君のお母さん
初めてキャンプに参加しました。キャンプに参加して特に感じたことは、行く前と行った後での息子の顔つきです。冷たくて魚が見えるような澄み切った川、足元も見えないような真っ暗で少し不気味な夜、聴いたことないような虫の声、森の匂い、木が燃える匂いと音、突然降る大雨、そしてそれを楽しむ子供達。普段は私からなかなか離れられない息子も、私が探さないといけないぐらいあっちこっちに動き回り、自分から「やりたい!」と言ってお手伝いをしたり、初めて私と離れてお兄さん達とテントに寝て、最後は自分で手を上げて間伐体験の感想を言える。少し「お兄さん」になっていました。私自身も自然の中での大雨や泥まみれが楽しいと感じ、初めての皮剥間伐体験では気がついたら子供の様に夢中になって取り組んでいました。
薪で焼いたニジマスもここでしか味わえない美味しさに、子供たちと一緒に思わず味見がとまらなかったです。このような貴重な体験を家族一緒に共有できたことをとても嬉しく感じます。
臼井さん、露木さん、小室さん、三森さん、参加したみなさまのおかげです。ありがとうございました。