にぎやかなワンド

■助成番号

 2023-6111-009

■活動種別

 その他 

■実施場所

 馬入水辺の楽校

■実施期間

7月30日(日)

■実施団体

 NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)

■代表者

 臼井 勝之

■報告タイトル

 にぎやかなワンド

■本文

潮が引いた下流ワンドは泥どろで、どこにお魚がいるの?という感じですが、網で泥の表面を薄く剥ぎ取ると、マハゼやアシシロハゼ、カワアナゴやヌマチチブ、テナガエビなどが次々と現れます。カワアナゴはどこか古代魚の様な感じで魅力的。マハゼは口が大きく、目も大きくて、愛嬌のある顔をしています。秋には大きく育ち、食べ頃に。小生が子供の頃はハゼをたくさん釣り、天ぷらにしてよく食べました。この日は、石倉カゴのウナギ類の調査も実施しました。ウナギや大きなカワアナゴ、ミナミテナガエビがたくさん棲みついていました。

🔸千客万来。

千葉県の手賀沼アグリビジネスパーク事業推進協議会の皆さんが馬入水辺の楽校を見学に来られました。一緒に魚採りを楽しみました。

馬入水辺の楽校を案内し、取り組みの課題や今後の方針などについて意見交換しました。手賀沼でも水辺の楽校の登録を目指すとのこと。今後の交流が期待されます。

🔸もう一つ

この日はひらつか市民活動センターのボランティア情報誌「ひらつかの空」のボランティア参加者お二人による体験取材がありました。感想をいただきました。

*「普段は本日のような川辺で自然の生き物と触れ合う機会が少なく、川辺にはとても小さな魚がたくさんいることに驚きました。また、立派なウナギが住み着いた環境を見て、あらためて平塚市の自然の豊かさを実感いたしました。さらに、子どもたちの魚を採ったときの明るい表情や、知らなかった知識を知ったときの楽しそうな様子がとても印象的でした。

自然と触れ合う環境が減少している中、貴法人が行っているような活動は、今の子どもたちにとって、とても大切なものになると感じました。素晴らしい活動を行っている貴法人についての魅力を「ひらつかの空」で伝えられるように、私ももう一度本日を振り返り、編集をしていきたいと思います」

(写真1)ワンドの泥を剥ぐように薄くすくい取ると、いろいろな生き物が顔を出します。 代表選手はマハゼ。口が大きく、目が大きく、ひょうきんな顔をしています。

(写真2)潮が引いたワンドは泥だらけですが生きものがいっぱい。大人も子供も熱中魚採りとなります

(写真3)石倉カゴ調査
特別採捕権の資格を取得し、石倉カゴの調査を実施しています。この日も多くの生き物が捕獲されました。種類、体調、重量を記録します。多孔質空間の有効性が立証されました。

(写真4)使った道具は自分たちで洗い、干します。
初めて井戸を使う人も多く、トトロで見た、初めてやったと毎回好評です。

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