私たちの身近にある「水」に関する環境問題は、日本ばかりではなく地球規模で考えなければならない問題となっております。
こうした世界の水問題について国際間で協議し、解決に向けて具体的な指針を示すことを目的として、本年3月に「第4回世界水フォーラム」がメキシコにおいて開催されました。この中で主要な分科会のひとつとして「第2回世界子ども水フォーラム」が開催され、日本を含む29カ国107名(日本から7名)の11歳から18歳までの子どもたちが参加しました。
今回のフォーラムでは、「世界の水問題の解決は地域活動から」をテーマに、世界の子どもたち自身の地域での活動(水教育への取り組み、衛生問題への取り組み、環境保護への取り組み)が発表されました。また、「第1回世界子ども水フォーラム」において作成された「子ども水宣言」をより具体的に実行するための行動宣言を取りまとめるにあたり世界の子どもたちで積極的な意見交換が行われました。 その「世界子ども水フォーラム」を引き継ぎ、水問題の解決に向け、日本の子どもたちが自らできることを考え、子どもたちのネットワークを広めていくことを目的として、「世界子ども水フォーラム・フォローアップ」が広島、宮城、東京で開催されました。
そして、今までの経験と成果を引き継ぎ、子どもたち自身の活動の更なる展開を期待して、平成18年11月23日(木・祝)-25日(土)の3日間で『世界子ども水フォーラム・フォローアップ in 丹沢』を開催いたしました。
全国の水に関する活動を実施している中高校生37名が集まり、日本における水問題や自身の活動に関する議論等を行い、発表し、全員で「日本子ども水宣言」を作成しました。(詳しくは開催報告をご覧下さい ) |