レポート
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東京ガス関連イベントで、プロジェクトWETの若手指導者が活躍!
2018/03/30

【プロジェクトWETアクティビティ「地下水を知ろう」】
東京ガスの企業館「がすてなーに ガスの科学館」が主催する春休みイベント「地下空間とライフライン」。
同館からの依頼を受け、地下水に関するプロジェクトWETのアクティビティを、若手指導者が中心となって実施しました。

【地層づくり】
実施日: 2018年3月24日(土) イベント期間は3/21~25
場所: 東京ガス企業館「がすてなーに ガスの科学館」(東京都江東区豊洲)
テーマ: 地下空間とライフライン
”人間が作ったモノ”と”自然にあるモノ”地下空間にある様々な”モノ”は私たちの生活に欠かせないモノばかり?!
地下空間には何があるのか、のぞいてみよう!
【イベント告知ページ】
http://www.gas-kagakukan.com/news/detail/37
【レポートページ】
http://www.gas-kagakukan.com/blog/detail/34
12月にファシリテーター講習会を受講した若手指導者が中心となってワークショップを運営
約4ヵ月前に、プロジェクトWETのファシリテーター(上級・普及指導者)資格を取得した山田司彩さんと宮坂里穂さん。
両名に加え現役の学生としてエデュケーターの佐藤綺香さん、柄澤育美さんの計4名の若手指導者が中心となり、地層と地下水を学ぶワークショップを行いました。
(全体指導:木村幸一郎氏)

【プロジェクトWET若手指導者】
アクティビティ「地下水を知ろう」を、子ども向け工作ワークショップとしてアレンジ
ワークショップのテーマ「層ってそうなんだ?!地面って何からできている?」を受け、これまでイベントではあまり使われていなかったアクティビティ「地下水を知ろう」を小学校低学年~中学生を対象にアレンジして実施しました。
まずは、地層を構成する土の種類を紹介。
子ども向けにアレンジしたワークシートを用い、塗り絵感覚で地層に色を塗ります。
一人一人異なるワークシートを貼り合わせると、カラフルな地層が浮かび上がります。
地面は大きな石や小さな石、砂、そして地下水等様々なモノで構成されていることを学びます。

【地層の色塗り】
次に土・珪砂・砂利の粒の大きさの異なる材料をペットボトルに入れ、水と混ぜ合わせ上下に振って「地層」を再現。
水の存在により地面の層が構成されることをデモンストレーションします。

【水の力で「地層」を再現】
最後は、粒の大きさの異なる石や粘土等、カラフルな材料を用いて地層をイメージした「地層」づくり。
塗り絵で学んだ地層と関連付け、粒の大きさの違いに着目しながら地層を重ねていきます。
私たちのすぐ足下に広がる地下空間。
若手指導者が連携し、息のあったワークショップが運営され、 参加者は地層や地下水に思いをはせながら、地層ボトルとして春休みの思い出を持ち帰りました。

【好きな色の材料を選ぶ参加者】

【工作をしながら、色塗りした体験とを関連付ける指導者】

【カラフルな材料を用いて「地層」を再現】

【春休みの思い出に】
ワークショップの座談会(指導者の感想)
ワークショップ後、若手指導者4名と、全体指導をされた木村幸一郎氏を交えて座談会を行いました。
1-2ヶ月という短い期間ながら、リハーサルや役割分担等様々な準備を行ってきた指導者からの感想です。

- 年齢の近い仲間で知恵を出し合いながらワークショップを企画・運営できたことが印象的で楽しかった。
- 複数人で実施できたので役割も分担でき、色々なアイデアを互いに出し合うことができた。
- 子どもたちと直に接する機会が少ないので今回の経験は貴重。今後水族館等の職員としてのキャリアに進んだ場合、直接子どもたちに接することになる。その事前研修を実地で学ぶことができた。
- プロジェクトWETの講習会では(ピア・ティーチング等の実習で)人前に立つのでコミュニケーションや伝え方のスキルが磨かれる。講習会では(共通の目的をもった)同じ受講者同士での模擬演習ができ、イベントでは子どもたちに直に接することで模擬演習が実践になる。そこで得た学びは大きい。
今後もプロジェクトWETでは、様々な方々と連携しながら子どもたちに水について楽しく学ぶ機会を広げていきます。

