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第15回(平成27年度) プロジェクトWET ファシリテーター講習会(レポート)

2015/12/24



プロジェクトWETのファシリテーター講習会も今回で15回目となります。今回は新たに10名の方がプロジェクトWETのファシリテーターとしてネットワークに加わっていただけることとなりました。
 
日程 平成27年12月12日(土)-13日(日)
会場 NATULUCK 八丁堀 (東京都中央区)
講師 プロジェクトWETジャパン アソシエイト・コーディネーター 菅原 一成
 
体験学習の考えに基づきグループでの学びが深まるよう、プロジェクトWETでは平成24年度よりファシリテーター講習会のスタイルを大きく変え、参加者主体の講習会とすべく、様々な取り組みを行っています。
 
毎年度実践から得た課題や改善点を、再度講習会にフィードバックするため玉川大学の根上明教授をアドバイザーとしてお招きし、2日間の講習会を開催しています。
 
本講習会でも、各自があらかじめ考えてこられた事前課題を元にして、より良いアクティビティとなるよう、グループ内でアイデアを出し合いながらピアティーチング(参加者同士で講師役・受講者役に分かれて学び合うグループ学習)を実施・体験していただきました。
2回目のピアティーチングでは、更にグループワークにて実施することによる改善点や実施する際の問題・課題などを話し合い、相互に学び合うための環境づくりを行いました。
 
事前課題やピアティーチングでは、「カリキュラム アンド アクティビティガイド2.0」からの新アクティビティ1つと既存アクティビティ5つ、「特選アクティビティ集」より2つの計8つを取り入れて実施したところ、新たな発見や広がり、課題等を見つけることができ、今後の改訂やプロジェクトWETアクティビティの更なる発展に向けて大きな成果を得ることができました。
 
今回の講習会の実施概要を写真にクローズアップしてレポート致します。
 
1:アイスブレイク
今日初めて会ったメンバーなので、お互いの名前を覚えながらそして、参加の動機等を話ながら行いました。
プロジェクトWETの「青い惑星」を応用し、相手の名前を呼びながら人形や地球儀を回していきます。回すものが増えるたびに、ざわめきが起こりますが、お互いをフォローしあい緊張感はほぐれていきました。


 
2:手に入れたい成果
この講習会において「どのような目標」を掲げるのか、またその目標に対し「どのようにすれば良いか」を各自記入していきます。
お互いの目標を発表し、これからの2日間で達成できるよう取り組んでいきます。


 
3:詩情ゆたかな雨
水の分子が固まったら?固まっていたのが離れたら?雨や雪の現象について考えるアクティビティです。
参加者はそれぞれ「しずく帽子」をかぶって、水の分子になりきり、固まる時・離れる時を意識しながら体を動かします。


 
4:健康を守る習慣
ウィルスや細菌が水によってどのような広がりを見せるのかを知るアクティビティです。
ウィルスを持っている人が、健康な人に触れるとどうなるか…鬼ごっこを用いて実施しました。
また、手にウィルスの目印をつけて握手をしていくと、どのように広がるか。見えないものを可視化することによあって気づくアクティビティでした。


 
5:8人がひとりのために、ひとりがみんなのために
8人の水の利用者となり、協力しあってゴール地点まで水をこぼさずに運ぶことができるか、タイムを競い合います。
水が使われている所やありかを、参加者から引出しその役割になります。
コースには様々な障害物があるため、それを8人で協力し声をかけながらゴールまで運んでいきます。


 
6:ブルートラベラー
自分自身が水となり、自然界そして浄水場等人間によって作られた人工物を旅しながら水循環について学びます。
最初に自然界だけで旅をしてから、人工物も含めた旅を行い、どのように違うのかそして私たちの生活でどのようにして人工物は関わっているのかを考えました。


 
7:洪水の歴史
洪水やひょうなどの天災にあったら、人々はどのような影響を受けるのか考えます。
それぞれ自分自身が一番大切だと思うものを上げていき、家の中に設置していきます。
くじ引きを引いて、どこまでの高さの洪水にあったか、そして大切なものはどのようになってしまったのか。天災にあうと、自分自身だけでなく何が影響されるのか話しあいながら考えました。


 
8:流域さがし + 塵もつもれば
短い時間で2つのアクティビティを関連づけて行いました。
「流域探し」で流域(降った雨が川にあつまる範囲)の概念について、ワークシートを用いて学びました。ではその川沿いに工場や学校、住宅があった場合どのようなものが、川に流れてくるのかを考えました。
それぞれの地点から、ゴミを流し、すべての地点からのものが流れ着く人はどのようになっているか。水の状況を考えながら、川への負荷量を軽くするための対策の意見を出し合っていきました。


 
9:侵入者!(植物編)【デモンストレーション】
事務局がデモンストレーションとして行いました。
類似アクティビティである木曽川流域版ガイドブックの「木曽川流域の招待客」をベースに行いました。
受講された皆様は一つ一つの声掛け・感想の際に今までよりかなり注意して話を聞いていらっしゃいました。


 
10:2日間の研修を振り返って
それぞれのアクティビティを体験した後は、良かった所・アイデアなどをそれぞれのグループへ伝え、グループ内で改善点等を話し合い、最後に全体で共有していきます。
そして初日に掲げた目標を達成することができたか、全員で輪になりながら報告をしていきました。


 
終わりに
参加者主体スタイルとなったため、参加される方の負担が大きくなってしまいますが、終わりのころには他の参加者と仲良くお話しをする姿、話し合いの場ではお互いを尊重しつついいものにしていこう!という一つの目標の一致によって、団結力が深まっていました。
ご自身の地域に戻られても、今回の講習会での活動内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
2日間長丁場の中、ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
 
次年度もファシリテーター講習会を開催致しますので、参加を希望される方はこれからも是非随時当プロジェクトWETのホームページやメールマガジン「WETnews」をご覧ください。
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