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平成21年度プロジェクト・ワイルド&ウェット合同全国大会開催レポート

  プロジェクトWETとしてはこのたび初めてとなる全国大会をプロジェクト・ワイルドと合同で開催いたしました。北は北海道、南は鹿児島からプロジェクト・ワイルドやウェットの大変熱意のある指導者74名(事務局・スタッフ等を合わせ総勢92名の参加)が一堂に会しました。2日間という限られた時間でしたが、大いに盛り上がっていただき、更なるネットワークづくりの場となりました。その様子を写真をメインにしてレポート致します。
 
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 大会プログラム
 日程 :    平成22年3月6日(土) ~ 7日(日)
 開催場所 :    国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区) 
 主催 :    (財)公園緑地管理財団、(財)河川環境管理財団
 後援 :    環境省、国土交通省
 
 
●受付の様子
 
全国からたくさんの方々に集まっていただきました。中には夜行バスで来られたかたも。 
 

 
 
●参加者集合の様子 その1
 
既に知り合いの方、今回初めて会われた方、ベテランの方、学生や10代の方、様々な立場や職業の方が参加されました。 
 

 
 
●参加者集合の様子 その2
 
前回大会に続いてアクティビティのひとつを実演する玉川大学環境保全委員会のメンバー 
 

 
 
●参加者集合の様子 その3
 
今回初めてアクティビティのひとつを実演をする和光大学かわ道楽のメンバー 
 

 
 
●講演 「WILD/WETとADVENTUREの融合」 難波 克己 氏
 
軽快なトークで会場が大いに盛り上がりました。プロジェクト・ワイルドやWET、アドベンチャーとの共通点、必要な要素等について皆で考えました。 
 

 
 
●報告会 「River Xchange(ネット上での日米間のwet学び交流)報告」 大鹿 聖公 氏
 
日本で初めての試みとなる、日米豪同時進行のWETを用いた学校間交流プログラムです。同じアクティビティやプログラムをそれぞれの学校内で行い、感じた事等をネット上で子どもたちが話し合って国際交流をしました。英語や時差、日米間の教育システムによる壁や水環境の違い、アクティビティの中身等、学びや成果、難しかった点等を紹介していただきました。 
 

 
 
●アクティビティ 「パントとマイム」 玉川大学環境保全委員会
 
一聞しただけでは分からない言葉や、聞いたことはあるけれども実際はよく理解していない言葉等を、パントマイムの遊びを用いて 勉強しました。 
 

 
 
●アクティビティ 「重大な過ち」(岡上版) 和光大学 かわ道楽
 
プロジェクトWETの「重大な過ち」を日本版(神奈川県川崎市麻生区の地域限定版)にアレンジして実施。彼らの大学があるその地域の汚染(架空)はどこから発生したのか、様々なヒントを得ながら考えてもらいました(写真は、汚染源と思われる砂地を霧吹きで調査している様子です)。 
 

 
 
●アクティビティ 「動物に運ばれる種を作ろう♪」 二杉 寿志 氏
 
自分たちで種に見立てたシールをより遠くに飛ばす工作をしました。幼稚園児に実施した際に注意した点や子どもたちのアイディア作品の 紹介もありました。 実際の植物も工夫し種を分散し育つ事によって野生生物が生きていけることを考えたりしました。 (写真は参加者が種を飛ばしている様子のもの)。 
 

 
 
●新アクティビティ試行版「のんびり行こう」&「流域探し」 鶴見川流域ネットワーキング
 
森がなくなったり、市街化が進むと、水災害等にどのような影響があるか、保水力の異なるスポンジを使って実験しました。またビー玉を用いてその流域に降った水がどのように河口に流れて行くかを確かめました。 
 

 
 
●アクティビティ 「生態カードゲーム」 漆原 敏之 氏
 
子どもたちに、「生物多様性の維持」や「絶滅危惧動物」という環境 テーマに関心をもってもらうため、彼らの大好きなカードゲームという 手法を取り入れたアクティビティを紹介していただきました。 
 

 
 
●新アクティビティ試行版 「8人がひとりのために ひとりがみんなのために」 WETジャパン事務局
 
災害時、8種の職業の方が力を合わせて水害に立ち向かう様子をシミュレーションしました。各自が様々な「仕事」をしながらバケツに入った水をこぼさないように運ぶ様子にハラハラドキドキ。 
 

 
 
●アクティビティ「ウチダザリガニトラブル」&「プラスチックのクラゲ」五十嵐悟氏&石黒のぶ子氏
 
外来生物の問題点やプラスチックゴミ等の問題について疑似体験しながら学びました。 
 

 
 
●アクティビティ 「水は通りぬけられるかな?小学生ver」 中川 貴之 氏
 
普段目にすることのない地下の様子と地下水について、WETの「地下水を知ろう」やワイルドS&Cの「水は通り抜けられるかな?」を組み合わせて実施していただきました。地下水模型を使った実験もとても新鮮でした! 
 

 
 
●お楽しみ会 その1(WILDコーディネーター会議報告、WILDアクティビティ「Fishable waters」)
 
夜のお楽しみ会として、ワイルド事務局より新アクティビティが実践され、水質と魚の生息数にどのような影響があるかをカードゲームを用いて考えました。 
 

 
 
●お楽しみ会 その2(参加者からの催し:オークション等)
 
今回初めて試み(参加者からの提案プログラム)でオークションが実施されました。ワイルドやWETのアクティビティ等で使えそうなグッズを参加の方々が出展し、それを競り合うというものです。日本では買えないようなレアグッズもズラリ!チームKANSAIの方々が大いに盛り上げていただきました。 
 

 
 
●講演 「生物多様性教育とProject WILDの役割」小河原 孝生 氏
 
WILDのサブコーディネーターの小河原氏に「生物多様性教育とProject WILDの役割」について様々なヒントをいただきました。 
 

 
 
●学校事例紹介 「実際の中学校での授業を体験してみよう」 冨山 光太郎 氏
 
中学生になった気分で現役理科教員冨山氏の「授業」をたっぷりと受けていただきました。学校において教科の狙いに合わせてアクティビティをどのようにアレンジ・実践しているかを、ペットボトルで作る「雲」や熱気球づくりなどの楽しい実験の数々を交えてご紹介いただきました(写真はペットボトルにあることをして、内部に「雲」を作りだしました!)。 
 

 
 
●地域報告会 北陸ミーティング「お~!イノシシ」中田 都 氏
 
プロジェクト・ワイルドの定番アクティビティ「オー・ディアー!」 を実際にイノシシで悩まされている里地里山に応用したイベントの 紹介です。 「食べる」ことをプラスしたとても参考になる事例でした。 
 

 
 
●海外活動報告 「セネガルでの活用事例報告」 新堀 春輔 氏
 
2年2カ月の間、JICA青年海外協力隊員でセネガルに赴任された新堀氏に現地で実践された環境教育プログラムやWETのアクティビティ、次につなげるための仕組づくりなどを海外苦労話やスライドを交えて紹介いただきました。 
 

 
 
●講演「様々な環境教育の中にある私のPW活用手法-引き出しの一つとして-」山本幹彦氏
 
WILDのサブコーディネーターの山本氏にプロジェクト・ワイルドの活用法や当別エコロジカルコミュニティーの活動紹介を交えて紹介いただきました。 
 

 
 
●新アクティビティ試行版 「水の監査」 WETコーディネーター 宮尾 博一 氏
 
新アクティビティとして現在試行検討中の「水の監査」です。普段あまり意識しない一日の水の使用量について考えて計算してもらったり、知的カードゲームを用いて節水と水の無駄遣いの区別を瞬時に区別したり、普段から行った方がよい節水方法等をみんなで考え合いました。 
 

 
 
●講演「PW・PWETの活用事例 ―玉川大学環境エデュケーター養成プログラムでの応用―」根上明氏(玉川大学)
 
1日目にアクティビティを実践してくれた玉川大学の学生たちの活動や大学での養成プログラムの仕組等を紹介いただきました。 
 

 
 
●ミーティング「今後の地域での普及に向けて」など
 
全部で10のミニグループに分かれていただき、今後の各地域での普及等についてアイデアを出し合い、発表いただきました。 主な意見は以下の通りです。
・この全国大会を更なる実践事例の紹介の場としたい。
・地域版のアレンジ集があると良い。指導者の横のつながり、地域ごとのプレイベントが開催できれば。
・幼児用プログラムの開発
・もっと学生に受けてもらいたい。大学の講義に入れてもらってはどうか。
・全国一斉のイベントを実施してはどうか。
・より参加者や指導者が参加・実践できるような仕組みをつくってはどうか。

 

 
 
 
終わりに
 
上記ミーティングでは、この全国大会をネットワークや実践の場、参加者自身が作り上げる場として行きたいという意見も出され、次回の開催に向けて様々なヒントやアイデアをいただきました。

今後もこのような場を設けたいと思いますので、今回参加できなかった方、これから指導者を目指される方、ぜひ次回の大会にご参加いただければと思います。 
 次年度も皆様の来られやすい時期を調整して開催したいと考えております。エデュケーター以上の方で参加を希望される方は是非「WETnews」にご登録下さい。随時情報を配信したします。 

 
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