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プロジェクトWETエデュケーター講習会in新札幌

 
      
   日  程    平成24年11月10日(土) 9:30~16:00
   開催地    札幌市厚別区民センター 2階 会議室B  北海道札幌市
   講  師    池田浩一    
      
 
1.はじめに
 本講習会は、一般市民及び学生を対象に開催しました。開催の目的には、大雨災害に対する地域防災力向上の為のマイハザードマップの普及啓発としました。

2.アクティビティ
 1日の講習でピアティーチングを含め計9種類のアクティビティを実践しました。
 最初のアクティビティは、アイスブレイクとして「青い惑星」を行いました。自己紹介を兼ねながら確率統計の考え方を学ぶとともに、陸地、特に日本の国土に雨が降る確率の低さを知ることで川の水の大切さについての気付きを促すようにしました。
 2つ目のアクティビティ「ブルートラベラー」では、6面サイコロを使った流域水循環のシミュレーションを通じて、なぜ海中に水がとどまる確率が高いのか、青い惑星で学んだことと関連させながら川の水の大切さを考える工夫をしました。
 3つ目のアクティビティ「マイハザードマップ」では、生徒一人一人に学校・職場と自宅までの通勤通学経路の簡単な地図を描いてもらい、そこにある「まわりより低いところ」、「水が流れているところ」をチェックすることで洪水の危険個所を把握し、札幌市で作成している洪水ハザードマップと照らし合わせて比較することで危険な場所と避難場所を学ぶ一連の学習を行いました。
 4つ目のアクティビティ「水差しをまわそう」では、水利権と渇水調整のシミュレーションを通じて、普段の人々の生活と川の水とのつながりについて学ぶと共に、渇水時にはこのような話し合いが実際に日本でも行われており、関係する人々が話し合って資源を分け合うことの大切さに気がつくよう工夫をしました。

3.ピアティーチング
 参加者1人1人が順に先生役になってピアティーチングを行いました。
 ピアティーチング1つ目のアクティビティ「殺人鬼は誰だ?」では、指導する側も事前に地図上に記録を書き込みきちんと内容を把握した上で、背景説明から丁寧に指導が行われながらアクティビティが実施されました。結果、今回最も反響の良い、人気の高いアクティビティとなりました。
 ピアティーチング2つ目のアクティビティ「塵もつもれば」では、川沿いに住む人々がそれぞれ思い思いの土地利用をして排水を川に流すとどのようなことになるか、皆が一緒に考える大切さが示されました。
 ピアティーチング3つ目のアクティビティ「水のオリンピック」では、競技に入る前に、これから何を学ぶのか、その意義についてきちんと説明がなされ、学びを深める工夫がなされました。

4.アンコール・アクティビティ
 講習会修了後、参加者の1人から「まだ時間があるのでできれば他のアクティビティの体験をしたい。」という要望があったため、「8人がひとりのためにひとりがみんなのために」と「想像してみよう」の2つを追加実施しました。

5.参加者の感想・アンケート結果
 アンケートによると講習会の感想は良好でした。「今後実践したいアクティビティ」としては「殺人鬼は誰だ?」の人気が最も高かったのが印象的でした。また、他のアクティビティについても満遍なく関心が示されました。今後ファシリテーターになりたいという意見や、大学のゼミの先生に紹介して同級生を集めるので講習会を開催してほしいという意見もあり、実施の手ごたえをつかみました。

6.今後の課題
 これまでは10人以上参加する講習会での経験ばかり積み重ねてきましたが、今回始めて参加者3名という少人数の講習会を経験しました。実際に行って見た感想としては、少人数でも意外と楽しくアットホームになり、内容も濃く出来るということを知りました。
 また、自身の追及テーマとしている「地域防災意識向上」のための「マイハザードマップ」の普及啓発についてですが、必ずしも楽しく人気のあるアクティビティではないものの、多くの参加者がその重要性や意義に理解を示してくれることが多く、アンケートには表れない手ごたえを今回もつかむことができました。今後もマイハザードマップの普及啓発に力を入れていきたいと思います。
 
  

  
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