熱中!大バッタ飛ばし大会

2018/10/12 レポート

■採択助成番号
2018-6111-013
 
■実施場所
馬入水辺の楽校
 
■実施期間
2018年10月7日(日)晴れ
 
■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(呼称:湘南いきもの楽校)
 
■代表者
理事長 臼井 勝之
 
■報告タイトル
熱中!大バッタ飛ばし大会
 
■本文
*原っぱ育ち
ぼくら、昔のガキ大将たちは「原っぱ」という言葉を聞くと、なんだか郷愁を感じてしまいます。
学校から帰るとランドセルを家に放り投げ、原っぱに向かうのが日課でした。秘密基地を作ったり、落とし穴を作ったり、赤とんぼを追いかけたりなど、暗くなるまで遊びほうけました。
あの頃はスマホもなければTVゲームも何もない、夏はランニングシャツいっちょうといった具合でしたが、とても自由だったような気がします。
そんなわけで、バッタ飛ばしというと、なんだか張り切ってしまうのであります。子どもそっちのけで、バッタを追いかけてしまうのであります。
 
*野遊びの王様 バッタ飛ばし
バッタ飛ばしは、いろいろな要素が詰まった優れた野遊びです。
先ずは、広い原っぱを駆けずり回り、バッタを捕まえるのでありますが、これがなかなかに大変。なにしろ相手は俊敏で、よく飛びますので、右へ左へと走り回ることになります。知らずに体が鍛えられます。
相手に察知されないように近づくにはどうしたら良いのかなど、頭も使います。
次いで種類を調べます。ここで、すぐに何々と教えるのはご法度です。図鑑を使って、自分で調べて、初めてバッタのことがわかるのであります。
その次はスケッチです。目の模様や、足の形の面白さなどが、初めてわかります。
そして、バッタ飛ばし。選手と自分の名前を宣誓し、手のひらに乗せ、青空にフライトさせます。
この日の最長不倒距離はトノサマバッタ君、飛距離50メートルでありました。例年ですと100メートルぐらい飛ぶバッタがいるのですが、今年は脱皮したてのバッタが多く、飛距離がイマイチ伸びませんでした。
 
*プロジェクト「素敵な原っぱづくり」
ところで、森林保護はあっても、原っぱの保全についてはあまり取り組まれていません。河川敷の原っぱの多くがスポーツ公園化しています。
バッタ飛ばしで原っぱに入ると、バッタ類やカヤネズミ、ノウサギなど多様な生き物が棲んでいることに気がつきます。
この素晴らしい原っぱを残そうと、草刈りやセイタカアワダチソウ、シナダレスズメガヤなど、外来種の除草作業などに取り組んでいます。
野焼きによる草地の管理も検討中です。
※参加者:33人(子供15・大人11、講師1、スタッフ6)
 
■写真1

遮るものがなく気持ちの良い空間が広がっています。維持する為には草刈りが必要です。
 
■写真2

必死に原っぱを駆けづり回り、やっと1匹捕まえました。
 
■写真3

手のひらに乗せ、バッタを空に飛ばします。この日の最長不当距離は50メートルでした。
 
■写真4

こんなのが見つかるともう大変です。捕まえた子どもは鼻高々です。
 
 
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