いよいよ始まる!ウナギの棲む川づくり

2018/03/06 レポート

■採択助成番号
2017-6111-006
 
■実施場所
馬入水辺の楽校
 
■実施期間
2018年3月4日(日)
 
■実施団体
NPO法人 暮らし・つながる森里川海(旧:馬入水辺の楽校の会)
呼称:湘南いきもの楽校
 
■代表者
臼井 勝之
 
■報告タイトル
いよいよ始まる!
ウナギの棲む川づくり
 
■本文
 絶滅危惧種ウナギの生息環境を保全しようと、石倉カゴと間伐材漁礁を設置しました。相模川では初の試みです。石倉カゴは、伝統漁法「石倉漁」と土木工法「蛇籠」を活用したもので、ポリエステルモノフィラメント亀甲網で造った樹脂製の蛇カゴです。中に石を入れ、沈めておくとウナギやカワエビなどが棲みつきます。モニタリングできるよう、網がセットされています。間伐材漁礁は神奈川県内水面試験場が考案したもので、木枠の中に間伐材を入れておきます。共に定期的に生き物調査を実施し、ウナギなどの生息状況を調べます。設置は当法人が河川占用許可を受けて実施。調査は北里大学や神奈川県内水面試験場により行われ、市民参加で実施されます。
 シラスウナギの漁獲量が前年同期1%と激減しています。このままでは蒲焼が食べられなくなるのではと言われています。黒潮の蛇行等、色々な要因があるようですが、護岸のコンクリート化等、生息環境の悪化も大きいと考えます。多孔質空間を形成するなど、生き物の棲みやすい環境作りが必要です。今回の一歩が大きな一歩になるよう頑張って行きたいと思っています。応援よろしくお願いいたします。(参加者:大人15人)
 
 
■写真1

石倉カゴに石を入れます。手で運びましたので、かなりの重労働でした。
河川財団の助成金で設置できました。ありがとうございます。
 
■写真2

設置完了、どんな生き物が棲みつくか、次回の調査が楽しみです。
 
■写真3

間伐材を使用した簡易漁礁も設置しました。ついでにゴミ拾いも行いました。
 
 
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